VirtualBox 5.1.4がリリースされました
2016/8/16に「VirtualBox 5.1.4」がリリースされました。VirtualBoxのアップデート
VirtualBoxのリポジトリーを利用している人は、「ソフトウェアの更新」で「VirtualBox 5.1.4」にアップデートできます。注意
「VirtualBox 5.1.4」にアップデートする時は、必ず事前に「VirtualBox」が起動していないことを確認してください。「VirtualBox」が起動している状態でアップデートを行うと、アップデートに失敗します。
VirtualBox拡張パックのインストール
「VirtualBox」アップデート後に「VirtualBox」を起動すると、VirtualBox拡張パックのインストールが促されます。VirtualBox拡張パックをインストールすると、USB 3.0ホストコントローラーの利用など、VirtualBoxで利用できる機能が増えます。
画面の案内に従い、VirtualBox拡張パックをインストールしておきます。
パスワードの入力が表示されたら、現在ログインしているユーザーのパスワードを入力してください。
VirtualBox拡張パックのインストールが促されない時は
VirtualBox拡張パックのインストールが促されない時は、「ファイル」メニューを開き「アップデートを確認」をクリックしてください。VirtualBoxのインストール
VirtualBoxを新規にインストールする場合は、「VirtualBox 5.1.0をインストールするには」を参考にしてください。VirtualBox 5.1.4の変更点
VirtualBox 5.1.4の変更点は、「ChangeLog」を参考にしてください。今回のリリースはメンテナンスリリースなので、不具合の修正が主な変更点になります。
「LinuxゲストOS向けGuest Additions」に関する不具合が修正されています。
- 仮想マシンの実際の動作時間をセッション情報ウィンドウに表示(GUI)
- サウンドやUSBでクラッシュやフリーズする問題の修正(Audio/USB)
- ダミーSMBus実装による、Linux Kernelの警告メッセージの抑制(PIIX4)
- 安定性の改善と仮想マシン保存時にクラッシュする問題の修正(NVMe)
- 固定サイズイメージ作成時に発生する問題及びSplit2Gオプションに関する問題の修正(VMDK)
- イメージのクローン時に発生する問題の修正(VHDX)
- ストレージのバンド幅の制限に関する問題の修正(Storage)
- シリアルポート有効時にEFIファームウェアがデバッグメッセージを送信する問題の修正(EFI)
- アプライアンスインポート時のデフォルト設定に関する修正(OVF)
- 変更されていないメディアタイプをセットしないように修正(VBoxManage)
- Linuxインストーラーの修正(Linux installer)
- 32bit LinuxゲストOS使用時、大きいサイズのビデオメモリーが利用できるように修正(Linux Additions)
- ビデオドライバーがLinux Kernel 4.7以降に対応(Linux Additions)
- ゲストアディションのアップグレード時、適切なエラーメッセージを表示(Linux Additions)
- LinuxゲストOSの描画に関する問題の修正(Linux Additions)
仮想マシンにUbuntu 16.04をインストール
ホスト「Ubuntu 16.04 64bit」 + 仮想マシン「Ubuntu 16.04 64bit」の環境に、「Guest Additions」をインストールして利用してみましたが、現状特に問題は起きていません。Unityも3Dアクセラレーションが有効な状態で動作しています。
Guest Additionsをインストールし、3Dアクセラレーションを有効にしておく
仮想マシンにUbuntuをインストールした後やVirtualBoxをアップデートした後は、忘れずに「Guest Additions」をインストールしておきましょう。「Guest Additions」のインストール状況は、「セッション情報」から確認できます。
また忘れずに、仮想マシンの設定で3Dアクセラレーションを有効にしておきましょう。