PowerShell v6.0.0-alpha.12リリース
2016年11月3日に「PowerShell v6.0.0-alpha.12」がリリースされました。リリースノートと変更点
リリースノートと変更点は、以下を参照してください。1.Get-ChildItem
「Get-ChildItem -Recurse -ErrorAction Ignore」実行時に、追加エラーを無視するように修正されました。2.パイプラインのアンブロック
Windowsの実行ファイルを実行する時、パイプラインをブロックしないように変更されました。3.PowerShell SSHの修正
最近のWin32-OpenSSHの変更に伴い、PowerShellのSSHが修正されました。4.-Property *の暗黙指定
「Select-Object」に「-ExcludeProperty」を指定し、かつ、「-Property」が指定されていない場合、暗黙のうちに「-Property *」を指定するように変更されました。5.Get-Aliasのパラメーター追加
「Get-Alias」の「-Name」パラメーターに「ValidateNotNullOrEmpty」が追加されました。6.Implicit remoting commandの有効化
「PowerShell Core」で「Implicit remoting command」が有効になりました。7.GetParentProcessの修正
「GetParentProcess」はコストがかかる「WMI」クエリーの代わりに、Win32 APIを使用するように変更されました。8.Set-Contentの修正
特定の条件下でPSDrive内のファイルの生成に失敗する問題が修正されました。9.Get-Serviceのパラメーター追加
「Get-Service」の「-Name」パラメーターに「ValidateNotNullOrEmpty」が追加されました。10.Get-WinEventの改善
「Get-WinEvent」が「-FilterHashtable」をサポートしました。11.Get-ComputerInfoの改善
「Get-ComputerInfo」が「WindowsVersion」をサポートしました。12.PseudoParameterBinderの修正
デッドロックを避けるため、「PseudoParameterBinder」で不必要なロックを削除しました。13.Get-WinEventの修正
「Get-WinEvent」は「XPath」クエリーの構築に「StringBuilder」を使用するようになりました。14.libpsl-nativeのエラー処理改善
「libpsl-native」のエラー処理を改善しました。15.レジストリーと認証プロバイダー
UNIX PSからレジストリーと認証プロバイダーを除くようにしました。16.PowerShell Coreの更新
「PowerShell Core」に「DotNet Core preview1-24530-04」を取り入れました。PowerShellのインストールとアップデート
「PowerShell」のインストールとアップデート方法です。「PowerShell」のインストールとアップデート方法は同じです。
すでに以前のバージョンの「PowerShell」をインストールしている場合、インストールと同じ方法で「PowerShell v6.0.0-alpha.12」にアップデートできます。
1.パッケージのダウンロード
以下からパッケージをダウンロードします。「Ubuntu 64bit版」を利用しているなら、「powershell_6.0.0-alpha.12-1ubuntu1.16.04.1_amd64.deb」をダウンロードしてください。
「Ubuntu 32bit版」向けの「PowerShell」はリリースされていません。