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スワップファイルへ移行

現在「Ubuntu」のインストーラーでは、スワップ用のパーティションを確保し、そのパーティションをスワップに使用しています。



スワップとは

スワップとは、物理メモリーの容量が足りなくなった時に、あるいは、物理メモリーの容量が足りなくなった時に備え、足りない分をHDDなどのストレージから調達し、実際に搭載されている物理メモリー以上の容量を確保する仕組みです。

例えば4GBのメモリーが搭載されているPCでは、スワップを利用することで4GBを超えるメモリーを利用することができます。

ただしスワップ領域はストレージに確保されるため、読み込み書き込み性能がストレージの性能に大きく影響を受けます。

ストレージの性能はメモリーの性能よりも大きく落ちるため、大抵の場合、OSのパーフォーマンスがひどく低下します。

スラッシング(ページのスワップインとスワップアウトが連続して発生する現象や状況)が発生すると、パーフォーマンスの大幅な低下を招きます。

このパーフォーマンスの低下は、ストレージに高速なSSDドライブ及びインターフェースを採用すれば、最小限に抑えるとこができます。

2種類のスワップ領域

「Ubuntu」では、2種類のスワップ領域が利用できます。

  1. スワップパーティション
  2. スワップファイル

1.スワップパーティション

伝統的に「Ubuntu」では、スワップ専用のパーティションを確保し、そのボリューム内にスワップデータを保存しています。

と同時に、このスワップパーティションは、PCをハイバネーションする時にデータを退避する退避場所としても使用しています。

ただし「Ubuntu」では、UIからハイバネーションが利用できなくなっているので、(原則)後者の使い方はしません。

2.スワップファイル

スワップファイルとは、スワップデータを保存するファイルのことです。
「Ubuntu」では以前から、スワップ領域をファイルに確保することができます。

Windowsで言うところのページングファイル(pagefile.sys)に相当します。

スワップパーティションからスワップファイルへ

「Ubuntu 17.04」のインストーラーでは、デフォルト設定でインストールを行う際、スワップ領域を従来のパーティションではなく、ファイルに確保するよう変更される予定です。


一般的にPCがスワップ領域を使用する機会は殆ど無く、スワップ領域を使用していると言っても確保されたスワップ領域のサイズは適切なサイズではなく、そのサイズを後から変更するのも手間がかかる。

Ubuntu 17.04からスワップパーティションのを作成する代わりに、デフォルトでスワップファイル使用する。
ただし、LVMインストールでは変更しない。

また確保するスワップファイルのサイズ計算は今までと大きく異なる。
ボリュームの空き容量の5%以下、もしくは、2GiBのいずれか小さいサイズを採用する。

スワップパーティションは引き続き利用可能

スワップパーティションの仕組みはなくなりません。
引き続き利用できます。

LVMインストールは対象外

LVMで「Ubuntu」をインストールする場合は、スワップ用の論理ボリュームを使用します。
これは、LVMのスナップショットがスワップファイルの変更を除外しないためです。


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