SHA-1衝突問題
「SHA-1」に、内容が異なっているにも関わらず、同じハッシュ値が得られてしまう問題が「Google」から公表されています。上記2種類の内容が異なるファイル(PDF)のハッシュ値を計算すると、以下のように全く同じハッシュ値が得られます。
ハッシュ値は、異なる内容に対しては異なるハッシュ値が得られ、同じ内容に対しては同じハッシュ値が得られなければなりません。
SHA-256に変更
「Mir」は「Canonical/Ubuntu」主導で開発が行われ、将来「Ubuntu」で採用されるディスプレイサーバーです。「Ubuntu Desktop」では、「Unity8」とセットで利用することになります。
「Mir」については、以下も参照してください。
上記はファイルの例ですが、認証などセキュリティーに使用する場合、異なる内容に対して同じハッシュ値が得られてしまうと、安全性が確保できなくなります。
「Mir」は、認証や識別に「SHA-1」を利用しており、上記の発表を受けて認証クッキーのハッシュアルゴリズムを「SHA-1」から「SHA-256」へ変更しました。