Orange Pi App StoreでSnapパッケージを採用
「Orange Pi」のメーカーである「Shenzhen Xunlong Software Co. Ltd」は、「Orange Pi App Store」の立ち上げを行っており、「Orange Pi App Store」では「Snap」パッケージを採用するとのことです。「Shenzhen Xunlong Software Co. Ltd」は、開発者やユーザー及びコミュニティーの活性化を促進させるため、「Canonical」とパートナーシップを結びました。
「Orange Pi App Store」を通じて開発者は、簡潔な仕組みでアプリケーションを配布でき、プロジェクトやスクリプトを開発者とOrange Piコミュニティー間で共有できます。
「Orange Pi App Store」で配布されるアプリケーションはSnapパッケージで配布されます。
Snapパッケージ
Snapパッケージは、様々なLinuxディストリビューションで利用可能なパッケージ形式です。Snapパッケージを利用すれば、アプリケーションを安全に配布でき、アプリケーションが依存するすべてのソフトウェア(ライブラリーなど)を同パッケージ内に同梱して配布することができます。
そのためユーザーは、インストールに30分かかっていたアプリケーションをたった数秒でインストールできるようになります。
Orange Piブランドのアプリケーションストア
「Orange Pi App Store」は「Canonical」が提供する「white label app store(ブランドが設定されていないアプリケーションストア)」を利用し、「Orange Pi」ブランドの元、Orange Piコミュニティーにアプリケーションを配布します。「Orange Pi App Store」は開発者にとって「Orange Pi」向けのアプリケーションを提供する場です。
と同時に、Ubuntu Snapストアで提供される豊富なアプリケーションも活用できます。
Ubuntu Snapストアでは、コミュニティーによりすでに数百ものSnapパッケージが提供されており、サーバーやデスクトップそしてIoTまで幅広くカバーしています。
そのため「Orange Pi」の様々な使い方にあったソフトウェアを見つけることができます。
「openHAB」のようなスマートホームを実現するIoTプロジェクトの開発を加速させたり、Rocket.chatやNextCloudを利用してネットワークサービスを提供することもできます。
Orange Pi
「Orange Pi」は、4コア64bit ARM Cortex A7 Allwinner SoCをベースとし、エントリーモデルの「Orange Pi Zero」から2GBのメモリーを搭載した「Orange Pi Plus 2」まで様々なモデルを展開しています。用途にあったモデルを選択できるようになっています。
各モデルの詳細は、公式サイトを参照してください。