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AMD Ryzen 7 1800XとIntel Core i7 7700Kのゲームパフォーマンスの比較

Phoronix」にてゲームに焦点をあてたパフォーマンスの比較が行われています。



ゲームはCPUやGPUに高い性能を要求するアプリケーションであり、ゲームはベンチマークの1指標として利用できます。

もちろんハードウェアの性能が高いだけでは不十分で、ドライバーなどハードウェアを制御するソフトウェアにも性能が求められます。

Linux向けゲームはWindowsに比べれば数は絞られるとは言え、「Civilization」の最新作「Civilization VI」がLinux向けにリリースされるなど、サードパーティーがLinuxデスクトップ市場に(以前に比べれば)目を向けつつあります。

Linuxデスクトップのシェアは「NetMarketShare」によると約2%と少ないですが、ゲームなどのアプリケーションがシェアの牽引やドライバーの改善などに一役買ってくれることを期待しています。

比較対象のCPU

さて今回比較対象に使用されたCPUは、 「AMD Ryzen 7 1800X」と「Intel Core i7 7700K」です。

「AMD Ryzen 7 1800X」は8コア16スレッドを持つCPUです。
一方「Intel Core i7 7700K」は、半分の4コア8スレッドを持つCPUです。

「AMD Ryzen 7 1800X」の価格は$499であり、「Intel Core i7 7700K」の価格は$340から$350です。

テスト環境を一部抜粋します。

項目 内容
CPU AMD Ryzen 7 1800X
Intel Core i7 7700K
GPU Sapphire Radeon R9 Fury / NANO 4GB
Linux Kernel 4.10.0-9-generic(x86_64)
OpenGL Mesa 17.0.0
Vulkan 1.0.39
ディスプレイ解像度 3840 x 2160
OS Ubuntu 17.04(デイリービルド)

テスト環境の詳細は、以下を参照してください。


テストに使用したゲーム

テストに使用されたゲームは、以下のゲームです。

  • Counter-Strike: Global Offensive
  • Deus Ex: Mankind Divided
  • Dota 2
  • Metro: Last Light Redux
  • OpenArena v0.8.8
  • Tesseract v2014-05-12
  • ET: Legacy v2.75
  • Portal

ベンチマーク結果

ベンチマーク結果です。
各ゲームのベンチマーク結果は以下を参照してください。



全体的にベンチマーク結果を見ると、ディスプレイ解像度が高くなり負荷が増していくと「AMD Ryzen 7 1800X」の性能が「Intel Core i7 7700K」に近づくか、「Intel Core i7 7700K」を上回る傾向が見て取れます。

しかし「1920 x 1080」の解像度では、すべての結果において「Intel Core i7 7700K」が良い結果を出しています。
最大で倍近い性能差が現れています。

消費電力については、すべての項目において「AMD Ryzen 7 1800X」が「Intel Core i7 7700K」より1割〜2割ほど消費電力が少なくなっています。

グラフの見方

グラフの左上に「Less Is Better」と記述されているグラフは、バーの長さが短いほどパフォーマンスが高いことを表します。

「More Is Better」と記述されているグラフは、バーの長さが長いほどパフォーマンスが高いことを表します。

バーの色

また赤色のバーがAMDのCPUを表し、青色のバーがIntelのCPUを表します。

ゲーム側にも最適化が必要か

最新のLinux向けゲーム含めLinux向けゲームは、多コア多スレッド環境に十分な最適化が行われておらず、8コア16スレッドのような多コア多スレッド環境がゲーム市場で定着しゲーム側で最適化が行われば、また違った結果が見えてくるでしょう。


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