Snapパッケージが利用可能に
「Ubuntu Desktop 14.04」及び「Ubuntu Server 14.04」にて、Snapパッケージが利用可能になりました。32bit版(i386)及び64bit版(amd64)どちらでも利用できます。
Snapパッケージは従来のdebやrpmパッケージを置き換える新しいパッケージフォーマットです。
Snapは、従来のパッケージにはなかった環境の隔離やロールバックなど新しい機能や仕組みを提供し、従来よりも安全にそして簡単にバージョン管理が行えます。
「snapd」は、Snapパッケージのパッケージ管理を行うデーモンです。
Snapパッケージを利用するには、まず「snapd」をインストールする必要があります。
snapdのインストール
「snapd」のインストール方法です。「端末」を起動し、以下のコマンドを実行します。
sudo apt install snapd
インストールが完了したら「/snap/bin」を環境変数「$PATH」に追加するため、ログインし直すかPCを再起動します。
snapパッケージのインストール
snapパッケージのインストール方法です。1.snapパッケージのインストール
snapパッケージをインストールするには、以下のコマンドを実行します。
sudo snap install パッケージ名
ここでは例として「Krita」をインストールしてみます。
以下のコマンドを実行します。
sudo snap install krita
初めてsnapパッケージをインストールする場合は、coreパッケージも一緒にインストールされます。
2.アプリの起動
インストールが完了したら、アプリを起動します。
krita
以下のように「Krita」が起動します。
インストールされているsnapパッケージの一覧を表示するには
インストールされているsnapパッケージの一覧を表示するには、以下のコマンドを実行します。
snap list
snapパッケージを検索するには
snapパッケージを検索するには、以下のコマンドを実行します。
snap find キーワード
パッケージ名や概要、開発者などを対象に検索が行われます。
ここでは例として「postgresql」を検索してみます。
snap find postgresql
以下のように、「postgresql」が含まれるパッケージの一覧が表示されます。
また「PostgreSQL」は9.3〜9.6まで複数のバージョンの「PostgreSQL」を同時にインストール(配置)できることが分かります。
パッケージ名を省略した場合は、以下のように注目されているパッケージが表示されます。
ブラウザーからsnapパッケージを検索するには
ブラウザーからsnapパッケージを検索するには、以下のサイトをブラウザーで開いてください。snapコマンドのヘルプ
snapコマンドのヘルプは、以下のコマンドで表示できます。
man snap
もしくは、以下のリンクをブラウザーで開いてください。