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NTFS-3G

NTFS-3G」は、「Linux」など「Windows」以外のOSから「NTFS」ファイルシステムのマウントを可能にし、「NTFS」内のファイルを読み書きするためのドライバーです。


オープンソースで開発されており、「Ubuntu」でもデフォルトで利用可能になっています。

全機能を実装していないが、実用性は十分

「NTFS」は、「Windows」が使用しているファイルシステムです。
「NTFS」はオープンソースではなく、仕様が公開されていません。

そのため「NTFS-3G」は、「NTFS」が持つ全機能を完全にはサポートしておらず、また動作が「Windows」と異なる機能もあります。

しかしデスクトップユーザーが普段利用するには十分に実用的であり、大きな問題はほとんど感じないでしょう。

とはいえ、利用上注意を払わなければならない点もあります。

ファイル名の例

例えば「NTFS-3G」では、「/」と「\0」以外の文字をファイル名に指定することができます。

しかし「Windows」では「*」や「?」といった文字をファイル名に使用できないため、ファイルシステムチェック時にこのようなファイル名を持つファイルは壊れたファイルとして処理され、削除されます。
(破損したファイルの扱いは、Windowsのバージョンにより違いがあるかもしれません。)

ファイルシステムのチェックと修復

また「NTFS-3G」から「NTFS」ファイルシステムの完全なチェック及び完全な修正を行うことはできません。

ですので「NTFS」を安全に利用するなら、「Windows」もしくは「Windows」の「chkdsk」相当のソフトウェアが必要になります。
ただLinux向けにそのようなソフトウェアは存在しません。

休止状態のWindowsボリュームが読み込み可能に

「Windows」を休止状態(ハイバネーション)にしたボリュームや、高速スタートアップが有効になっているボリュームは、「NTFS-3G」からマウントできずエラーが表示されていました。

これは「Windows」が復帰時やイメージの読み込み時に、ストレージの内容が変更されていないことを期待しているため、不用意に「NTFS-3G」から操作を行うと不整合が発生する可能性があるためです。

 しかし2017年3月28日にリリースされた「NTFS-3G 2017.3.28」では、読み込み専用で上記のようなボリュームがマウントできるようになりました。


さすがに書き込み可は不整合が発生しかねないので無理ですが、ファイルにアクセスできるようになったのは大きな改善ですね。

Ubuntuで利用可能になるのはいつ頃か?

「NTFS-3G 2017.3.28」が「Ubuntu」で利用できるようになるのは、「Ubuntu 17.10」頃になると思われます。

現在「Ubuntu 17.04 最終β」では、1つ前のメジャーバージョンが採用されています。



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