OpenStoreのフォークが行われる・AnboxによるAndroidアプリの利用
「Ubuntu Touch」を様々なモバイルデバイスに移植している「UBports」コミュニティーでは、2017年4月15日にミーティングを行い、今後の方針について少し掘り下げた内容が話し合われました。古い公式デバイスのサポート
「Pro5」と「M10」を除くすべての古い公式デバイスは、レガシーモード(レガシーデバイス)になり、致命的な不具合及びセキュリティーに関するアップデートを受けられる。system-image-serverのミラーリングを行っており、古いイメージを何かしらのタイミングで提供することができる。
公式デバイスのアップデート方法
公式デバイスのアップデートを行うには、reflashが必要になるだろう。買うならどのデバイスを選ぶのが良いか
以下のいずれかを選ぶと良い。- Nexus 5
- Fairphone 2
- Oneplus One
コアアプリの扱いについて
コアアプリはGitHubに移す。ビルド環境を整えた後、GitHubで作業を行う予定だ。
Ubuntu storeについて
現在我々は「OpenStore」を「openstore.ubports.com」でフォークしている最中だ。今後各アプリの開発者に「openstore.ubports.com」でアプリを公開したいか、してもよいか確認する予定だ。
Ubuntu Oneサービスとプッシュ通知について
Ubuntu Oneサインインサービスは今後も利用していく可能性はある。プッシュ通知は我々のサービスよりもアプリによって実現されるものだ。
MirとWayland
我々は「Wayland」上で「Mir」を動かしたいと考えている。「Yunit」は将来におけるもう一つの選択肢だ。
Anboxについて
「Anbox(Linux上でAndroidアプリを動かす仕組み)」はすでに「Oneplus One」で動作しており、「Anbox」がサポート可能なデバイスで利用できるようになるだろう。だが「Ubuntu Touch」を経由して「Anbox」から通知を送るには、システム及び通知に関する多くの修正が必要になるため、短期間では対応できない。
また「Anbox」を「Google Playサービス」込みで提供することはライセンス上許されないので、「Google Playサービス」は提供しない。