VirtualBox 5.1.26がリリースされました
2017年7月27日に「VirtualBox 5.1.26」がリリースされました。VirtualBoxのアップデート
VirtualBoxのリポジトリーを利用している人は、「ソフトウェアの更新」から「VirtualBox 5.1.26」にアップデートできます。注意
「VirtualBox」をアップデートする時は、必ず事前に「VirtualBox」が起動していないか確認してください。「VirtualBox」が起動している状態でアップデートを行うと、アップデートに失敗します。
VirtualBox拡張パックのインストール
「VirtualBox」アップデート後に「VirtualBox」を起動すると、VirtualBox拡張パックのインストールが促されます。VirtualBox拡張パックをインストールすると、USB 3.0ホストコントローラーの利用など、VirtualBoxで利用できる機能が増えます。
画面の案内に従い、VirtualBox拡張パックをインストールしておきます。
パスワードの入力が表示されたら、現在ログインしているユーザーのパスワードを入力してください。
VirtualBox拡張パックのインストールが促されない時は
VirtualBox拡張パックのインストールが促されない時は、「ファイル」メニューを開き「アップデートを確認」をクリックしてください。VirtualBox拡張パックのインストーラー削除
VirtualBox拡張パックインストール後、以下のようにVirtualBox拡張パックのインストーラーの削除画面が表示されます。一度インストールすればインストーラーは不要なので、「削除」ボタンをクリックして削除すると良いでしょう。
VirtualBoxを新規にインストールする場合
「VirtualBox」を新規にインストールする場合は、「VirtualBox 5.1.0をインストールするには」を参考にしてください。Ubuntu 17.04を利用している場合
「Ubuntu 17.04」を利用している場合、「開発コード(略名)」が「zesty」になるためコマンドの入力内容に注意してください。VirtualBox 5.1.26の変更点
「VirtualBox 5.1.26」の変更点は、「ChangeLog」を参考にしてください。今回のリリースはメンテナンスリリースなので、不具合の修正が主な変更点になります。
変更点:Changelog for VirtualBox 5.1
ダウンロード:Download VirtualBox
いくつか変更点をピックアップします。
メモリーリークの修正
VRDP接続利用時、オーディオ周りで発生するメモリーリークが修正されました。大量のsound sinksが生成される不具合の修正
オーディオのバックエンドにPulseAudioを利用している環境で、大量のsound sinksが生成される不具合が修正されました。(Linuxホストのみ)録音ゲインレジスターの実装
AC'97エミュレーションにて、録音ゲインのレジスターが実装されました。バージョンが新しいUbuntu(ゲストOS)では、録音ゲインの調整や録音レベルのミュートにこの機能を利用します。
SPDK利用時、NVMeコントローラーを使用するとハングする問題の修正
SPDKを利用してエミュレーションされたNVMeコントローラーを使用すると、ハングする問題が修正されました。Precision Touchpadでダブルクリックが機能しない問題の修正
Precision Touchpadでダブルクリックが機能しない問題が修正されました。ホストオンリーネットワークインターフェースが動作しない問題の修正
ホストオンリーネットワークインターフェースが適切に動作しない問題が修正されました。(Linuxホストのみ)ブリッジネットワークなしにホストオンリーネットワークインターフェースが利用可能に
ブリッジネットワークなしにホストオンリーネットワークインターフェースが利用可能になりました。(Windowsホストのみ)Windows Vista以降で自動ログオンが機能しない問題の修正
Windows Vista以降で自動ログオンが機能しない問題が修正されました。 (Windowsゲストのみ)仮想マシンにUbuntu 17.04をインストール
ホスト「Ubuntu 17.04 64bit」 + 仮想マシン「Ubuntu 17.04 64bit」の環境に、「Guest Additions」をインストールして利用してみましたが、現状特に問題は起きていません。Unityも3Dアクセラレーションが有効な状態で動作しています。