Ubuntu Desktop週刊ニュースレター(2017/9/1)
「Ubuntu Desktop」ユーザー及び開発者の多くが関心を持つであろう情報が紹介されています。前回のUbuntu Desktop週刊ニュースレターは、以下を参照してください。
いくつか内容をピックアップします。
Snap
Snap(Snappy)に関する情報です。PCのユーザーアカウントでログイン可能に
「snapd」 の「master」では、「PolicyKit」による認証システムの初期サポートが行われました。これにより「Ubuntu One」のアカウントの代わりに、PCのユーザーアカウントで 「snapd」にログインできるようになりました。
ただしこの方法を利用してSnapアプリのインストール及びアンインストールを行うための変更は、レビュー待ちになっています。
Snap版システムモニターのアップロード
Snap版「システムモニター(gnome-system-monitor)」がストアにアップロードされました。そのうち利用できるようになるでしょう。
テスト向けLibreoffice 5.4.1が利用可能に
テスト向けに「Libreoffice 5.4.1」が利用可能になりました。「Libreoffice 5.4.1」は「edge」チャンネルから利用可能です。
ただし現状「Libreoffice 5.4.1」は、Wayland環境では動作しません。
その他
その他の情報です。PCLmのサポート
「PCLm」による印刷がサポートされました。これによりドライバーレス印刷のサポート状況が改善され、多くのモダンなプリンターがLinuxで利用できるようになります。
キャプティブポータルの検出機能をデフォルトで利用可能に
キャプティブポータルの検出機能がデフォルトで利用可能になりました。キャプティブポータルが検出されれば、「Network Manager」がネットワークのログインページを表示します。
またキャプティブポータルかどうかを判断するためUbuntuのサーバーと通信する必要がありますが、キャプティブポータルの検出機能をプライバシーから無効にすることも可能です。