WindowsからLinuxのシェルを起動する3つの方法
WindowsからLinuxのシェルを起動する3つの方法の紹介です。1.デフォルトのディストリビューションをデフォルトのシェルで起動する
デフォルトのディストリビューションをデフォルトのシェルで起動する方法です。以下のコマンドを実行します。
wsl
デフォルトのディストリビューションとは
デフォルトのディストリビューションとは、ユーザーが予め設定したデフォルトのディストリビューションのことです。デフォルトのディストリビューションの設定方法は、以下を参照してください。
デフォルトのシェルとは
デフォルトのシェルとは、ユーザーがディストリビューション側で設定したデフォルトのシェルのことです。Ubuntuのデフォルトのシェルは、以下のコマンドを実行すれば変更できます。
chsh
ログインシェルを指定するように促されるので、デフォルトにしたいシェルを指定します。
「zsh」を指定する場合、以下のようになります。
もしくは「-s」オプションでシェルを指定し、デフォルトのシェルを変更することもできます。
chsh -s `which zsh`
デフォルトのシェルを変更したら、すべてのUbuntuセッションを閉じてからUbuntuを起動してください。
以下のよう指定したシェルでUbuntuが起動します。
2.デフォルトのディストリビューションのBashを起動する
デフォルトのディストリビューションのBashを起動する方法です。ディストリビューション側でBash以外のシェルがデフォルトのシェルになっていても、Bashを起動します。
以下のコマンドを実行します。
bash
3.指定したディストリビューションをデフォルトのシェルで起動する
指定したディストリビューションをデフォルトのシェルで起動するには、ディストリビューションの実行ファイルを実行すればOKです。ディストリビューションの実行ファイル名
ディストリビューションの実行ファイル名は、以下のコマンドで調べることができます。
wslconfig /list
4.実行するコマンドを指定してディストリビューションを起動するには
上記で紹介した各コマンドは、ディストリビューションで実行したいコマンドを指定することができます。
wsl 実行するコマンド
bash -c 実行するコマンド
ディストリビューションの実行ファイル -c 実行するコマンド