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Nautilusのフォルダー共有機能が一部動作しない問題

「Nautilus」のフォルダー共有機能が一部動作しない問題に関し、以下で議論が行われています。



ローカルネットワーク共有

「Nautilus」には、特定のフォルダーをネットワーク上に公開し、他のユーザーとファイルを共有する「ローカルネットワーク共有」という機能を提供しています。


この機能は「Samba」によって実現されている機能であり、フォルダーを公開すれば他の「Ubuntu」PCだけでなく、「Windows」といった他のOSからも共有されたフォルダー内のファイルにアクセスできるようになります。

libpam-smbpassパッケージが見つからない

「Ubuntu 17.10」で以下の不具合が報告されました。



「ローカルネットワーク共有」を初めて利用する際、「Nautilus」はフォルダーの共有に必要なパッケージ群のインストールを案内します。
案内に沿ってインストールを行うと、上記のように「libpam-smbpass」パッケージが見つからないエラーが表示されます。

現在「libpam-smbpass」パッケージは提供されていないため、本エラーが発生します。


「Ubuntu 16.04」の頃、「libpam-smbpass」パッケージは提供されていました。
しかしメンテナンスされていないため、その後リポジトリーから削除されており、現在はインストールすることができません。

共有フォルダーのアクセス制御

共有フォルダーは、ユーザーアカウントによる認証によりアクセスそのものを制限したり、認証無しで不特定のユーザーにアクセスを許可することもできます。

つまり他のユーザーが共有フォルダーにアクセスする際、以下の2種類の方法で共有フォルダーにアクセスすることになります。

  1. フォルダーを共有しているPCのユーザーアカウントで認証を行い、共有フォルダーにアクセスする
  2. ゲストで認証を行わずに共有フォルダーにアクセスする

共有フォルダーを提供する側は、「1.」のアクセス方法か、両方のアクセス方法を提供することができます。

補足

PCのユーザーアカウントと「Samba」のユーザーアカウントは別々に管理されており、ユーザーが自分で「Samba」の設定を編集した場合は、PCのユーザーアカウントでなくても認証を行うことができます。
「Nautilus」からフォルダーを共有すれば面倒な設定を行うことなく、上記の「1.」や「2.」による認証をGUIから設定できるようになっています。

何が困るのか

上記で紹介したエラーが発生しても「Samba」はインストールされるため、フォルダー共有機能自体は利用可能です。

PCのユーザーアカウントによる認証が利用できない

「libpam-smbpass」は、PCのユーザーアカウントと「Samba」のユーザーアカウントを結びつける機能を提供します。
しかし「libpam-smbpass」がないため、PCのユーザーアカウントと「Samba」のユーザーアカウントが結び付けられず、PCのユーザーアカウントによる認証が機能しなくなります。

つまり「2.ゲストで認証を行わずに共有フォルダーにアクセスする」方法のみ利用できます。


Smabaの設定は難しい

「Ubuntu Desktop」を利用しているユーザーに「Samba」の設定を手動で行ってもらうには、ユーザーに「Samba」の設定に関する知識を持ってもらう必要があり、これはユーザーによってはハードルが高く感じられるでしょう。

また「Nautilus」のフォルダー共有画面で表示される内容(機能)が動作しないという現状があり、これがユーザーに混乱をもたらす原因になっています。

3つの選択肢

この問題に対し、以下の3つの選択肢が提案されています。

  1. ローカルネットワーク共有(nautilus-share)と「Samba」の共有機能の統合をデスクトップから削除する
  2. libpam-smbpassを復活させる
  3. ローカルネットワーク共有(nautilus-share)はゲストアクセスのみ許容するように変更し、libpam-smbpassがインストールされていない場合は、アカウントによる認証を提案しない

上記に関しフィードバックを募集しています。

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