LMDE 3 Cinnamon Editionの変更点
リリースノートから「LMDE 3 Cinnamon Edition」の変更点や既知の問題をピックアップします。リリースノートは、以下を参照してください。
1.rootアカウントのロック
「root」アカウントがデフォルトでロックされるようになりました。GRUBのブートメニューからリカバリーコンソールを利用する時や「root」としてログインする時は、以下のコマンドを実行し「root」アカウントのパスワードを設定する必要があります。
sudo passwd root
2.セキュアブート非対応
「LMDE 3」は「UEFI」のセキュアブートに対応していません。「UEFI」環境で「LMDE 3」を利用する場合は、事前にセキュアブートを無効にしてください。
セキュアブートの設定方法はPCにより異なります。
PCの説明書を参照してください。
3.サウンド関連
音が出ないなどマイクやサウンドの出力に問題が発生した場合は、「pavucontrol」をインストールしてください。アプリケーションランチャーに「PulseAudio Volume Control」が追加されるので「PulseAudio Volume Control」を起動し、サウンドに関するオプションを変更・設定してください。
4.VLCがDVDディスクを見つけられない時は
「VLC」がDVDドライブに挿入したDVDディスクを見つけられない時は、「メディア」メニューから「ディスクを開く」を選択し、「/dev/sr0」をドライブに指定してください。5.KDEアプリの動作がおかしい時は
「Okular」や「Gwenview」などKDEアプリ利用時に問題が発生した場合は、以下のコマンドを実行します。
apt install kdelibs-bin kdelibs5-data kdelibs5-plugins
6.その他既知の問題や変更点
その他既知の問題や変更点は、「Debian 9(Stretch)」のリリースノートを参照してください。7.ライブセッションのアカウント
ライブセッションでは、以下のアカウントを利用しています。- ユーザー名:mint
- パスワード:なし
8.PAEをサポートしたカーネルを利用するには
「LMDE 3 32bit版」では、互換性を確保するため「PAE」非対応の「Linux kernel」を採用しています。「PAE」を有効にするには以下のコマンドを1行ずつ実行し、「PAE」に対応した「Linux kernel」をインストールしてください。
apt update
apt install linux-headers-686-pae linux-image-686-pae
apt install linux-headers-686-pae linux-image-686-pae
「Linux kernel」インストール後、PCを再起動しインストールした「Linux kernel」からOSを起動してください。
9.DRMで保護されたFlashを見るには
「DRM」で保護された「Flash」を見るには、以下のチュートリアルを参照してください。「Wine」上でWindows版の「Firefox」を起動するという、中々の力技です。