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Linux Mint その95 - LMDE 3 Cinnamon Editionへアップグレードするには

LMDE 3 Cinnamon Editionへアップグレードするには

「LMDE 2 Cinnamon Edition」から「LMDE 3 Cinnamon Edition」へアップグレードする方法です。


  • How to upgrade to LMDE 3

現在「LMDE 2 Cinnamon Edition」を利用しているユーザーは、「LMDE 3 Cinnamon Edition」へアップグレードすることができます。
アップグレード方法の詳細は、以下で紹介されています。

  • How to upgrade to LMDE 3

アップグレードの注意事項

アップグレードの注意事項です。

1.システムのバックアップを

アップグレードの失敗に備え、事前にシステムのバックアップを作成しておきましょう。
システムのバックアップ(スナップショット)は、「Timeshift」から作成可能です。


システムのバックアップを作成しておけば、後で元の状態に戻すことができます。
もし「Timeshift」がインストールされていない場合は、以下のコマンドで「Timeshift」をインストールすることができます。

apt install timeshift

Timeshiftの不具合

スナップショットからシステムを復元する際、空の「Disclaimer」ウィンドウが表示されるケースがあります。
この場合は約2分ほどそのままで待ちます。
テキストが表示されたら「Next」ボタンをクリックしてシステムの復元を行ってください。

テキストが表示される前にシステムの復元を行うと、復元に失敗します。
もし復元に失敗した場合はPCを再起動後、再度システムの復元を実行してください。

Timeshiftを利用せずにアップグレードの実行を強制する場合

他の手法でバックアップを作成した場合など、「Timeshift」を利用せずにアップグレードの実行を強制する場合は、事前に以下のコマンドを実行しておきます。

sudo touch /etc/timeshift.json

2.ユーザーが作成したファイルのバックアップを

ユーザーが作成したドキュメントやファイルは、事前にバックアップしておきましょう。
オンラインストレージサービスを利用してバックアップしても良いですし、DVDやUSBメモリーにバックアップするのも良いでしょう。

3./etc以下の設定ファイルはすべてデフォルトの設定に戻る

「/etc」以下に配置されている設定ファイルは、アップグレード時にすべてデフォルトの設定に戻ります。
必要なら再度編集するか、バックアップから設定ファイルを元に戻すか、バックアップした設定ファイルと比較して必要な箇所をマージしてください。

4.リポジトリーのミラーをデフォルトのミラーに

最新版の「mintupgrade」を利用するために、デフォルトのミラーを使用してください。

アップグレード方法

「LMDE 3」へアップグレードする方法です。

1.ディスプレイマネージャーの確認

まずディスプレイマネージャーが「LightDM」になっているか確認します。
「端末」を起動し、以下のコマンドを実行します。

cat /etc/X11/default-display-manager

「/usr/sbin/lightdm」と出力されれば「LightDM」になっています。
次のステップへ進んでください。

もし「/usr/sbin/mdm」と出力された場合、以下のコマンドを実行し「LightDM」のインストールと「LightDM」への切り替えを行います。

apt install lightdm lightdm-settings slick-greeter

途中でディスプレイマネージャーの選択肢が表示されるので、「LightDM」を選択してください。
その後以下のコマンドを1行づつ実行し、「MDM」を削除します。

apt remove --purge mdm mint-mdm-themes*
sudo dpkg-reconfigure lightdm

ここでPCを再起動してください。
ディスプレイマネージャーが「LightDM」になります。

2.アップデートの適用

「アップデートマネージャー」を起動し、「更新」ボタンをクリックします。
もしアップデート内容が表示されたら、「アップデートをインストール」ボタンをクリックし、すべてのアップデートを適用してください。
PCの再起動が促されたら、PCを再起動してください。

3.端末の起動と設定

「端末」を起動し、「編集」メニューを開き「プロファイルの設定」をクリックします。
設定画面が表示されるので「スクロール」タブをクリックし、「スクロールバックの限界値」のチェックをオフにします。


こうすることで出力内容が途中で削除されなくなります。

4.アップグレードツールのインストール

「端末」で以下のコマンドを実行し、「mintupgrade」をインストールします。

apt install mintupgrade

5.アップグレードの確認

実際にアップグレードを行う前に、アップグレードの確認を行います。
以下のコマンドを実行します。

mintupgrade check

新たにインストールされるパッケージ、アップデートされるパッケージ、削除されるパッケージ、維持するパッケージ等の情報が出力されます。
パッケージ数が多いため、スクロールバックしてパッケージを確認しましょう。
特にエラーが出なければ、「LMDE 3」へアップグレード可能です。

6.パッケージのダウンロード

以下のコマンドを実行し、アップグレードに必要なパッケージをダウンロードします。

mintupgrade download

この時点ではパッケージのダウンロードのみが行われ、アップグレードは行われません。
アップグレードの事前準備ですね。

ダウンロードを中断した場合は

もしパッケージのダウンロードを中断した場合は、以下のコマンドを実行してリポジトリーの設定を元に戻す必要があります。

mintupgrade restore-sources

ダウンロードに失敗した場合は

ネットワークの不調など途中でパッケージのダウンロードに失敗した場合は、再度「mintupgrade download」を実行してください。

7.アップグレードの実行

すべてのパッケージのダウンロードが完了したら、アップグレードを実行できます。
以下のコマンドを実行し、アップグレードを実行します。
一度アップグレードを実行すると、元に戻れなくなります。

mintupgrade upgrade

後は処理の完了を待つだけです。
アップグレードが完了したらPCを再起動します。

8.LMDE 3に存在しない新しいパッケージのダウングレード

例えば「LMDE 2」では、「MATE 1.18」が採用されています。
しかし「LMDE 3」では「MATE 1.16」が提供されており、「MATE 1.18」は提供されていません。
(MATEはLMDEによるメンテナンスが行われなくなり、代わりにDebianによるメンテナンスが行われます。)

このように「LMDE 3」に存在しない新しいパッケージを利用している場合は、「ソフトウェアソース」を起動し、「メンテナンス」から「Downgrade Foreign Packages」を実行してください。
それらのパッケージは、適切なバージョンにダウングレードされます。

9.LMDE 3に存在しないパッケージの削除

「LMDE 3」に存在しないパッケージを削除するには、「ソフトウェアソース」を起動し、「メンテナンス」から「Remove Foreign Packages」を実行してください。

Linux Mint
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