Mir 1.1.1がリリースされました
2019年2月19日、「Mir 1.1.1」がリリースされました。Mirとは
「Mir」は次世代のディスプレイサーバーです。デスクトップやモバイルデバイス、そしてIoTまで、幅広い分野をサポートするディスプレイサーバーです。
デスクトップPCから見れば、既存のXサーバーを置き換えるソフトウェアになります。
「Mir」に関する詳細は、以下を参照してください。
- 公式サイト:Mir Display Server
- ユーザー向けドキュメント:Getting and Using Mir
- 開発者向けドキュメント:Welcome to Mir
- GitHub:MirServer/mir
- コミュニティー:Mir category
Mir 1.1.1のインストール
「Mir」開発チームは以下のPPAでdeb版「Mir 1.1.1」を提供しています。上記PPAでは「Mir 1.1.1」を以下のUbuntu向けにリリースしています。
- Ubuntu 16.04
- Ubuntu 18.04
- Ubuntu 18.10
- Ubuntu 19.04
また近日中に「Ubuntu 19.04」の公式リポジトリーに「Mir 1.1.1」をアップロードする作業が行われる予定です。
主な変更点
「Mir 1.1.1」の主な変更点です。- glibcの代わりにmuslを採用するPostmarketOS上でFTBFS(ソースからビルドできない状態)が発生する問題の修正
- Wayland上で動作するデモ用シェルをアップデートし、MVIDIA GPUプロプライエタリードライバー上でも動作するように修正
- Snapで動作するテストツールの提供
- Mali GPU上での動作を妨げる不具合の修正