Build 18995のWSLに関する変更点
2019年10月3日にリリースされた「Build 18995」の「WSL」に関する変更点の紹介です。リリースノート
変更点の詳細は、リリースノートを参照してください。WSL 2の機能の改善や変更
「WSL 2」に関する機能の改善や変更です。1.ディストリビューション名の取得
現在のプロセスが環境変数を持っていない時に、「interop server」からディストリビューション名を取得するように改善されました。2.Linux kernelのアップデート
「Linux kernel」が「Linux kernel 4.19.72」にアップデートされました。3.カーネルの追加パラメーターが指定可能に
「C:\Users\<ユーザー名>\.wslconfig」ファイルにカーネルの追加パラメーターを記述し、追加パラメーターを指定できるようになりました。
[wsl2]
kernelCommandLine = <string> # Additional kernel command line arguments
kernelCommandLine = <string> # Additional kernel command line arguments
WSL 2の不具合修正
「WSL 2」に関する不具合の修正です。1.DrvFsが動作しなくなる不具合の修正
「Ctrl+C」など操作が割り込まれた後、「DrvFs」が動作を停止する不具合が修正されました。これにより改善する問題は、以下を参照してください。
2.巨大なhvsocketメッセージに関する修正
巨大なhvsocketメッセージの処理に関する不具合が修正されました。これにより改善する問題は、以下を参照してください。
3.相互運用に関する不具合の修正
標準入力(stdin)がファイルだった時に発生し得る相互運用に関する不具合が修正されました。これにより改善する問題は、以下を参照してください。
4.サービスがクラッシュする不具合の修正
ネットワークの状態が意図しない状態になった時に、サービスがクラッシュする不具合が修正されました。これにより改善する問題は、以下を参照してください。
WSLとは
「WSL」は、「Windows」上でLinuxバイナリーを動作させるための仕組みです。「Windows」上で「Ubuntu」や「openSUSE」などLinux環境を構築し、「Windows」からLinuxの実行ファイルを利用することができます。
Ubuntuのインストール方法
「WSL」及び「Ubuntu」のインストール方法は、以下を参照してください。注意事項
「Microsoftストア」では3種類の「Ubuntu」を提供しています。「Ubuntu」をインストールする前に以下に目を通し、どの「Ubuntu」をインストールするのかを決めてから、「Ubuntu」のインストールを行ってください。
Ubuntu以外のLinuxディストリビューションのインストール方法
「WSL」及び「Ubuntu」以外のLinuxディストリビューションのインストール方法は、以下を参照してください。- openSUSE Leap 42をインストールするには
- SUSE Linux Enterprise Server 12をインストールするには
- Kali Linuxをインストールするには
- Debian GNU/Linuxをインストールするには