Snap版Shutter登場
「Snap Store」からSnap版「Shutter」をインストールできるようになりました。Shutter
「Shutter」は画面のスクリーンショットを作成し、作成したスクリーンショットの編集及び保存など、多彩な機能を搭載したスクリーンショット作成ツールです。多機能なスクリーンショット作成ツールですが優れた使い勝手も備えており、愛用している(していた)人も多いのではないでしょうか。
公式リポジトリーから削除された
どのようなソフトウェアでも同じですが、開発の停滞や終了、あるいは十分なメンテナンスが行われなくなったソフトウェアは、ライブラリー等の仕様変更や環境変化に追従できず、いつかは新しいOSで動作しなくなります。(開発者にも事情がありますし、引き継ぐ人や貢献する人がいなければ、いつかはそうなります。ユーザーにとって不都合なことかも知れませんが、誰も無い袖は振れません。)
それは「Shutter」でも例外ではなく、開発の停滞により「Shutter」は「Ubuntu」の公式リポジトリーから削除され、ユーザーは「Ubuntu」の公式リポジトリーから「Shutter」をインストールできなくなりました。
そこでSnap
「Snap」はアプリをシステムから隔離して配置し、アプリが必要とするライブラリー等アプリが動作する環境と一緒にアプリをインストールする仕組みがあります。つまり新しいOSで動作しなくなったアプリでも「Snap」を利用することで、アプリが必要とする環境をユーザー環境に構築できます。
その環境はシステムから隔離されているため、既存のOSに影響を与えることなくアプリを利用できます。
また「Snap」は特定のLinuxディストリビューションに依存する仕組みではないため、様々なLinuxディストリビューションで「Snap」を利用できます。
Snap版Shutter
ユーザーはdeb版の「Shutter」を公式リポジトリーからインストールできなくなりましたが、「Snap Store」からSnap版「Shutter」をインストールできるようになりました。もちろんSnap版「Shutter」は「Ubuntu 20.04 LTS」でもインストールきます。
スクリーンショットの画像編集機能も動作します。
インジケーターにも対応しています。
Snap版Shutterをインストールするには
Snap版Shutterをインストールする方法です。Snap Storeからインストール
「Snap Store」からインストールする場合、以下からインストールできます。ブラウザーが起動するので「Install」ボタンをクリックします。
以下のように「View in Desktop store」ボタンをクリックすれば、「Ubuntu Software」が起動し「Shutter」のインストール画面が表示されます。
またこの画面では「端末」からコマンドで「Shutter」をインストールする方法も表示されます。
「Install using the command line」の下に表示されているコマンドを「端末」で実行すれば、「Shutter」をインストールできます。
Ubuntu Softwareからインストール
「Ubuntu Software」を起動し「Shutter」で検索します。以下のように検索結果に「Shutter」が見つかるので、「Shutter」をクリックします。
以下のようにインストール画面が表示されるので、「インストール」ボタンをクリックします。
Shutterを起動するには
他のアプリと同様に「アクティビティ」から「Shutter」を起動できます。以下のように「Shutter」が起動します。