Build 20190のWSLに関する変更点
2020年8月12日にリリースされた「Build 20190」の「WSL」に関する変更点の紹介です。リリースノート
変更点の詳細は、リリースノートを参照してください。WSLの機能改善や変更
「WSL」に関する機能改善や変更です。1.仮想マシンのアイドル時間を調整するオプションの追加
仮想マシンのアイドル時間を調整するオプションが追加されました。「%userprofile%\.wslconfig」ファイルに以下の記述を追記することでアイドル時間を調整できます。
wsl2.vmIdleTimeout=<time_in_ms>
2.エイリアスのサポート
「WSL」からアプリを実行するエイリアスを起動できるようになりました。3.WSL2カーネルとディストリビューションのインストールサポート
「wsl.exe --install」コマンドで「WSL2」カーネルとディストリビューションをインストールできるようになりました。WSLの不具合修正
「WSL」に関する不具合の修正です。1.WSL1が起動しない不具合の修正
「WSL1」インスタンスの起動を妨げる不具合が修正されました。これにより改善する問題は、以下を参照してください。
2.ハングする不具合の修正
Windowsプロセスの出力をリダイレクトする時にハングする不具合が修正されました。これにより改善する問題は、以下を参照してください。
WSLとは
「WSL」は、「Windows」上でLinuxバイナリーを動作させるための仕組みです。「Windows」上で「Ubuntu」や「openSUSE」などLinux環境を構築し、「Windows」からLinuxの実行ファイルを利用することができます。
Ubuntuのインストール方法
「WSL」及び「Ubuntu 20.04 LTS」のインストール方法は、以下を参照してください。「Ubuntu 18.04 LTS」もインストール可能です。