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GNOME Shell拡張

GNOME Shell拡張は、「GNOME Shell」を拡張するソフトウェアです。


様々なGNOME Shell拡張がリリースされており、GNOME Shell拡張をインストールすることでユーザーの環境を拡張したり機能を追加することができます。
GNOME Shell拡張はブラウザーで言うところのアドオンや拡張機能に相当するソフトウェアです。

GNOME Shell拡張とGNOME Shellのバージョン

GNOME Shell拡張は「GNOME Shell」を拡張するソフトウェアであるため、「GNOME Shell」に依存します。
ブラウザーのアドオンがそうであるように、GNOME Shell拡張も「GNOME Shell」のバージョンに依存します。
つまり「GNOME Shell」のバージョンに合ったGNOME Shell拡張を利用する必要があります。

GNOME Shell拡張から見ると「GNOME Shell」は割と仕様変更が多いソフトウェアであり、「GNOME Shell」のメジャーバージョンアップにより、今までGNOME Shell拡張が利用していた機能が削除されたりインターフェースが変更されるなど、互換性が失われるケースもあります。

余談ですがGNOME Shell拡張を開発している開発者にとって、互換性が頻繁に失われる状況は開発者のモチベーションを奪うことになり、このような状況を改善するためGNOME Shell拡張に対する互換性を改善する取り組みが出てきました。


GNOMEのバージョンを調べるには

GNOME Shell拡張をインストールする前に、現在利用している「GNOME」もしくは「GNOME Shell」のバージョンを調べておきましょう。
「設定」から「GNOME」のバージョンを調べる方法と、「端末」から「GNOME Shell」のバージョンを調べる方法があります。

いずれにせよバージョン番号の最後の数値は気にしなくて良いです。

設定からGNOMEのバージョンを調べるには

「設定」を起動し左側の項目一覧から「このシステムについて」を選択します。
以下のように「GNOMEのバージョン」に「GNOME」のバージョンが表示されます。


この例では「3.36」を覚えておきましょう。

端末からGNOME Shellのバージョンを調べるには

「端末」を起動し以下のコマンドを実行します。

gnome-shell --version


この例では「3.36」を覚えておきましょう。

GNOME Shell拡張どこから入手するのか

GNOME Shell拡張には、複数の入手方法があります。


GNOME Shell拡張の入手先

GNOME Shell拡張の開発者が上記のサイトにアップロードすることで、ユーザーは上記のサイトからGNOME Shell拡張をインストールできるようになります。
また開発者によっては、直接ソースコードやバイナリーで配布しているケースもあります。
加えてGNOME Shell拡張の中には、「Ubuntu」の公式リポジトリーからインストール可能なGNOME Shell拡張もあります。

「Ubuntu」公式リポジトリーからインストール場合はともかく、第三者が開発しているGNOME Shell拡張を利用する場合、そのGNOME Shell拡張が信頼できるGNOME Shell拡張かどうか確認してからインストールするようにしましょう。
ブラウザーのアドオンでも信頼できるアドオンかどうか確認してからインストールすると思いますが、それと同じです。

機能の競合に注意

同じあるいは似たような機能を提供するGNOME Shell拡張を複数インストールする場合、機能の競合に気をつける必要があります。
機能が競合した結果どのような結果になるのかは、GNOME Shell拡張の実装や状態次第です。
機能が競合するGNOME Shell拡張を複数インストールすると混乱を招きますし、基本的に避けたほうが良いです。

GNOMEの公式サイトから入手する

GNOMEにはGNOME Shell拡張を配布する公式サイトがあります。



GNOME Shell拡張の開発者は「GNOME Shell Extensions」にGNOME Shell拡張をアップロードすることで、GNOME Shell拡張をユーザーに配布することができます。
このサイトからGNOME Shell拡張をインストールするケースが多いかと思います。

GNOME Shell拡張の管理も可能

「GNOME Shell Extensions」では様々なGNOME Shell拡張が配布されており、「GNOME Shell Extensions」からGNOME Shell拡張をインストールだけでなく、GNOME Shell拡張のアップデートやアンインストール、有効・無効の切り替えなど、「GNOME Shell Extensions」の管理も可能です。

別途ソフトウェアのインストールが必要な場合も

GNOME Shell拡張によっては、別途ソフトウェアのインストールが必要な場合もあります。
GNOME Shell拡張の動作に必要なソフトウェアは、開発者のサイトで説明されていることが多いです。
別途必要なソフトウェアは「Ubuntu」公式リポジトリーからインストール可能なソフトウェア(パッケージ)もあれば、別途ユーザー自身で入手する必要があるソフトウェアもあるでしょう。
事前に確認しておきましょう。

サポートしているGNOME Shellの確認を

「GNOME Shell Extensions」では様々な「GNOME Shell」のバージョンに対応したGNOME Shell拡張を配布しています。
インストールしようとしているGNOME Shell拡張が、自分が利用している「GNOME Shell」のバージョンに対応しているか確認しておきましょう。

ユーザー固有のGNOME Shell拡張になる

「GNOME Shell Extensions」からGNOME Shell拡張をインストールすると、GNOME Shell拡張はユーザーのローカル環境にインストールされます。
つまりそのユーザーでのみ利用可能なGNOME Shell拡張になります。

別のユーザーでログインしてもそのGNOME Shell拡張は利用できません。
つまり各ユーザーごとにGNOME Shell拡張をインストールする必要があります。
ちなみにユーザー固有のGNOME Shell拡張は、以下の場所に配置されます。

  • ~/.local/share/gnome-shell/extensions


Ubuntu公式リポジトリーから入手する

「Ubuntu」では著名なGNOME Shell拡張を「Ubuntu」の公式リポジトリーからユーザーに提供しています。


gnome-shell-extensionで検索してみよう

「Ubuntu」の公式リポジトリーからGNOME Shell拡張を検索する場合、パッケージ名が「gnome-shell-extension」で始まるパッケージ名で検索してみると良いでしょう。
 そこそこの数のGNOME Shell拡張が見つかります。

Ubuntuの開発者やコミュニティーがチェックしている

「Ubuntu」の公式リポジトリーから配布されているGNOME Shell拡張のパッケージは、「Ubuntu(Debian)」の開発者やコミュニティーがそのパッケージをメンテナンスしています。

それは決して最新版のGNOME Shell拡張ではないかも知れませんが、GNOME Shell拡張のアップストリーム + Ubuntu/Debian(開発者 + コミュニティー)という信頼の連鎖があります。

ただ中には以下のようにGNOME Shell拡張自体がメンテナンスされいないケースもあり、GNOME Shell拡張が動作しない場合は「GNOME Shell Extensions」から同じGNOME Shell拡張をインストールしてみると良いでしょう。


別途必要なソフトウェアの面倒も見てくれる

パッケージ経由でGNOME Shell拡張を提供しているため、依存関係の仕組みによりGNOME Shell拡張の動作に必要なソフトウェアも一緒にインストールしてくれます。

GNOME Shell Extensionsから管理も可能

「Ubuntu」公式リポジトリーからインストールしたGNOME Shell拡張も上記で紹介した「GNOME Shell Extensions」から管理可能です。

ただし「Ubuntu」公式リポジトリーからインストールしたGNOME Shell拡張は「GNOME Shell Extensions」からアンインストールできません。
「Ubuntu」公式リポジトリーからインストールしたGNOME Shell拡張をアンインストールする場合は、他のパッケージと同様の作法でインストールしたパッケージを削除してください。

GNOME Shell Extensionsからアップデートした場合は

「Ubuntu」公式リポジトリーからインストールしたGNOME Shell拡張を「GNOME Shell Extensions」からアップデートした場合は、「GNOME Shell Extensions」からGNOME Shell拡張をインストールしたケースと同じ扱いになります。

一方で「ソフトウェアの更新」でGNOME Shell拡張のパッケージをアップデートした場合は、扱いが変わることはありません。

GNOME Shell拡張をインストールした後は 

GNOME Shell拡張をインストールした後は、「GNOME Shell」を再起動する必要があります。
「Alt + F2」キーを押すと以下のような画面が表示されるので、「r」を入力してエンターキーを押せば「GNOME Shell」を再起動できます。


もしくはログインし直すかPCを再起動してください。
その後「GNOME Shell Extensions」でGNOME Shell拡張を有効化すると良いでしょう。

全ユーザーで利用可能なGNOME Shell拡張になる

「Ubuntu」公式リポジトリーからインストールしたGNOME Shell拡張は、全ユーザーで利用可能なGNOME Shell拡張になります。
利用したいGNOME Shell拡張を「GNOME Shell Extensions」から有効化すると良いでしょう。

直接ダウンロードしたGNOME Shell拡張

開発者のサイト等から直接ダウンロードしたGNOME Shell拡張をインストールする場合、そのGNOME Shell拡張は以下のフォルダー内に配置します。
この場合そのGNOME Shell拡張は、「GNOME Shell Extensions」経由でインストールした場合と同様に、ユーザー固有のGNOME Shell拡張になります。

  • ~/.local/share/gnome-shell/extensions


フォルダー名に注意

上記のフォルダー内に直接ダウンロードしたGNOME Shell拡張を配置するだけでは不十分です。
GNOME Shell拡張のフォルダー内にある「metadata.json」の「uuid」とGNOME Shell拡張のフォルダー名が一致している必要があります。

まずGNOME Shell拡張のフォルダーを開き、「metadata.json」ファイルを開きます。


以下のように「uuid」の項目を探し、設定値を確認します。
以下の例では「openweather-extension@jenslody.de」です。


最後にGNOME Shell拡張のフォルダー名と上記の「uuid」の設定値が一致しているか確認します。
今回の例ではフォルダー名が「openweather-extension@jenslody.de」になっていればOKです。


後は「GNOME Shell」に変更を反映するために、上記「GNOME Shell拡張をインストールした後は」で紹介した方法で「GNOME Shell」を再起動してください。

もちろん別途ソフトウェアが必要なGNOME Shell拡張では、それらのソフトウェアも別途インストールする必要があります。

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