GNOME 41の採用なるか?
現在開発中の「Ubuntu 21.10」では最新版の「GNOME 41」の採用を目指し作業が進められています。GNOME
「Ubuntu」はデスクトップ環境に「GNOME」を採用しています。現在「GNOME」の最新版は「GNOME 40」ですが、以下の事情により現在最新版の「Ubuntu 21.04」では「GNOME 40」を採用せず、1つ前の「GNOME 3.38」を採用しています。
GNOME 40
すでに現在開発中の「Ubuntu 21.10」では、「GNOME 40」が取り込まれています。
「GNOME 40」の新機能と変更点は、以下を参照してください。
GNOME 41
「GNOME 41」は、2021年9月18日にリリースされる予定です。
一方「Ubuntu 21.10」は、2021年10月14日にリリースされる予定です。
QAなど品質確保に必要な時間を考えると、実際は1ヶ月の猶予もありません。
「GNOME 41」で変更された機能やUX(使い勝手)は「Ubuntu Desktop」のUXに影響を与えます。
開発チームは「Ubuntu」ユーザーに優れたUXを提供するため、変更点の確認や「Ubuntu」のデスクトップと噛み合わないUXを修正するなど、別途作業が必要になります。
開発チームは「GNOME 41」の採用を理想とするものの、品質の確保に十分な時間が取れない場合は、一部のソフトウェアのみ「GNOME 41」由来のソフトウェアを採用するなど、選択的なアップデートになる可能性を示唆しています。