Snapパッケージ版のPowerShell 7.2をインストールするには
「Snap」パッケージで提供される「PowerShell 7.2」をインストールする方法です。PowerShell 7.2.0のリリース情報
「PowerShell 7.2.0」のリリース情報は、以下を参照してください。Snap
「Snap」は特定のLinuxディストリビューションに依存せずにソフトウェアを利用できるようにする仕組みです。システムに影響を与えない
Snapパッケージは隔離された環境にソフトウェアを配置するため、他のソフトウェアや既存のシステムに影響を与えることなくソフトウェアのインストールや利用が可能です。またもしソフトウェアで不具合などの問題が発生すれば、以前のバージョンにロールバックする機能も備えています。
Snapの利用方法
「Snap」の利用方法は、以下を参照してください。各OSごとに「Snap」を利用する方法が紹介されています。
「Snap」をサポートしているLinuxディストリビューションなら、同様の方法で「Snap」パッケージで提供される「PowerShell 7.2」をインストールできます。
Ubuntuではデフォルトで利用可能
「Ubuntu」にはデフォルトで「Snap」がインストールされています。またデフォルトでインストールされている「Ubuntu Software」から、Snapパッケージ(Snapアプリ)の検索やインストールが可能です。
ここでは例として「Ubuntu」にSnapパッケージ版「PowerShell 7.2.0」をインストールしますが、「Ubuntu」だけでなく「Debian」「Fedora」「Arch Linux」「openSUSE」など、様々なOSでSnapパッケージ版「PowerShell 7.2.0」をインストールできます。
コミュニティーによるサポート
「Snap」パッケージで提供される「PowerShell」には、「Microsoft」による公式サポートが提供されません。コミュニティーによるサポートが主体になります。
利用可能なコミュニティーによるサポートは、以下を参照してください。
Snap Storeからインストール
Snapパッケージ版「PowerShell」は、以下の「Snap Store」からインストールします。チャンネルについて
Snapパッケージ版「PowerShell」では複数のチャンネルを提供しており、最新安定版をインストールする「latest/stable」チャンネルと、最新LTS版をインストールする「lts/stable」チャンネルを提供しています。他にもβ版や開発版を提供するチャンネルもあります。
目的に沿ったチャンネルを選択してください。
例えば常に最新安定版に追従する場合、「latest/stable」チャンネルを選択します。
同様に常に最新LTS版に追従する場合、「lts/stable」チャンネルを選択します。
PowerShellのインストール
「PowerShell」のインストール方法です。「Ubuntu Software」は「Snap Store」に対応しているため、「Ubuntu Software」から直接Snapパッケージ版「PowerShell」をインストールできます。
1.PowerShellの検索
「Ubuntu Software」を起動し、以下のように「PowerShell」を検索します。以下のように「powershell」が見つかるので、「powershell」をクリックします。
2.PowerShellのインストール
以下の画面が表示されるので、「インストール」ボタンをクリックして「powershell」をインストールします。ちなみに画面上部の「チャンネル」から、インストールする「PowerShell」のチャンネルやバージョンを確認できます。
以上でインストール完了です。
PowerShellを起動するには
「PowerShell」を起動するには、以下のコマンドを実行します。pwsh
debパッケージ版のPowerShellもインストールされている場合
debパッケージ版の「PowerShell」もインストールされている場合、上記のコマンドを実行するとdebパッケージ版の「PowerShell」が起動します。その場合debパッケージ版の「PowerShell」をアンインストールするか、以下のコマンドでSnapパッケージ版「PowerShell」を起動してください。
powershell