Ubuntu 20.04.4 LTSのリリーススケジュール変更
「Ubuntu 20.04.4 LTS」のリリーススケジュールが変更されました。リリース日を2週間後ろへ
「Ubuntu 20.04.4 LTS」のリリース日が2022年2月24日に変更されました。以前のリリーススケジュールではテストや品質確保にかけるリソースを十分に確保できない恐れがあり、そのリスクを抑えるためリリース日が変更されました。
ポイントリリースとは
「Ubuntu 20.04.4 LTS」はポイントリリースと呼ばれ、「Windows」で言うところの大型アップデートに相当します。(ただしWindowsのようにUI/UXが大きく変わることはありません。)
ポイントリリースでは、それまでのアップデートが含まれた状態でディスクイメージがリリースされます。
また「Ubuntu 20.04.2 LTS」以降のポイントリリースは、新しい「Linux kernel」や「Xスタック」が含まれるようになります。
ポイントリリースは、LTSリリースの「Ubuntu」にのみ設定されるリリースです。
慣例に従えば、ポイントリリースは「Ubuntu 20.04.5 LTS」までリリースされるでしょう。
すでに「Ubuntu 20.04 LTS」を利用しているユーザーは、普段通りに「ソフトウェアの更新」からソフトウェアをアップデートしていれば、「Ubuntu 20.04.4 LTS」がリリースされる頃に「Ubuntu 20.04.4 LTS」になります。
新しいLinux kernelとXスタック
「Ubuntu 20.04.4 LTS」では、「Ubuntu 21.10」で提供される新しい「Linux kernel」と「Xスタック」が提供される予定です。これにより新しいハードウェアのサポートが改善されます。
サポート期間は変わらない
サポート期間は「Ubuntu 20.04 LTS」がリリースされてから5年です。従ってサポート期間に変化はなく、2025年4月までサポートが提供されます。
また3年間のサポートが提供されるフレーバーは、2023年4月まで利用可能です。