オンスクリーンキーボードに対応
「Mir」上で動作する「Egmde」GUIシェルがオンスクリーンキーボードに対応しました。Egmde
「Egmde」は「Mir」上で動作するGUIシェルです。「Egmde」は「Mir」上で動作するGUIシェルのサンプル実装であり、「Mir」上で動作するGUIシェルを開発する開発者にとって大いに参考になるでしょう。
オンスクリーンキーボード
今回「Egmde」が対応したオンスクリーンキーボードのソフトウェアは、「Ubuntu Frame OSK(ubuntu-frame-osk)」です。以前「Ubuntu Frame」の件で「Ubuntu Frame OSK」を紹介していますが、「Ubuntu Frame OSK」を利用して「Egmde」上でオンスクリーンキーボードを利用できるようになりました。
「Ubuntu Frame OSK」の紹介は、以下を参照してください。
EgmdeとUbuntu Frame OSKをインストールするには
「Egmde」と「Ubuntu Frame OSK」をインストールする方法です。1.Egmdeのインストール
以下から「Egmde」をインストールします。補足
現時点で「Ubuntu Frame OSK」に対応した「Egmde」は、「candidate」チャンネルから提供される予定です。そのため「candidate」チャンネルから「Egmde」をインストールする必要があります。
Egmdeをcandidateチャンネルに切り替えるには
すでに「Egmde」をインストールしている場合、以下のコマンドを実行すれば「candidate」チャンネルに切り替えられます。sudo snap refresh --candidate egmde
2.Ubuntu Frame OSKのインストール
以下から「Ubuntu Frame OSK」をインストールします。以下のコマンドで「Ubuntu Frame OSK」をインストールすることも可能です。
sudo snap install ubuntu-frame-osk
3.Ubuntu Frame OSKの登録
「Egmde」の「shell-components」に「Ubuntu Frame OSK」を登録します。「~/.config/egmde.config」ファイルを開き、以下のように「Ubuntu Frame OSK」を登録します。
# Adds the snapped swaybg and waybar to the desktop environment
shell-components=/snap/egmde/current/bin/swaybg.launcher:/snap/egmde/current/bin/waybar.launcher:ubuntu-frame-osk
shell-components=/snap/egmde/current/bin/swaybg.launcher:/snap/egmde/current/bin/waybar.launcher:ubuntu-frame-osk
環境によって「shell-components」の記述内容が異なりますが、ポイントは「ubuntu-frame-osk」の部分です。
以上で完了です。