Ubuntu 22.04 LTSにGNOME Shell 41登場
以前紹介したとおり「Ubuntu 22.04 LTS」では「GNOME Shell 42」が採用される予定です。まずはGNOME Shell 41
その前段階として「Ubuntu 22.04 LTS」で「GNOME Shell 41」が利用できるようになりました。GNOME 42の採用方針
「Ubuntu 22.04 LTS」における「GNOME」の採用方針は、以下を参照してください。NVIDIA GPUのサポート改善
今回「GNOME Shell 41」とセットで提供される「Mutter 41.2」ではNVIDIA GPUのサポートが改善されており、「NVIDIA」が提供するプロプライエタリーなGPUドライバーの「GBM(Generic Buffer Management)」バックエンドを利用できるようになりました。これにより「NVIDIA GPUドライバー 495」以降でWaylandセッション利用時に、他のオープンソースドライバーが行ってるのと同様に同じ処理で機能を実現できるようになりました。
バックエンドを調べるには
バックエンドを調べるには、以下のコマンドを実行します。
journalctl -b0
EGLStreamsの場合
「EGLStreams(NVIDIA 470.86)」が使用されている場合、以下のような出力が得られます。
gnome-shell[]: Created egldevice renderer for '/dev/dri/card0'
GBMの場合
「GBM(NVIDIA 495.46)」が使用されている場合、以下のような出力が得られます。gnome-shell[]: Created gbm renderer for '/dev/dri/card0'