LXQt 1.1.0の新機能と変更点
2022年4月15日、「LXQt 1.1.0」がリリースされました。「LXQt 1.1.0」の新機能と変更点をピックアップして紹介します。
LXQt
「LXQt」はデスクトップ環境です。また「LXQt」で標準的に使用されるアプリケーションも提供しています。
LXQt 1.1.0
「LXQt 1.1.0」のリリースノートは、以下を参照してください。ファイルマネージャー(LibFM-Qt / PCManFM-Qt)
ファイルマネージャーに関する変更点です。1.ファイルマネージャーのDBusに対応
DBusの「org.freedesktop.FileManager1」に対応しました。これによりFirefoxやChromiumなど外部のアプリからファイルマネージャーを呼び出せるようになりました。
2.最近のファイル
「ファイル」メニューに「最近のファイル(Recent Files)」が追加されました。3.端末内で開く
コンテキストメニューに現在表示しているフォルダーから端末を開く項目が追加されました。4.一時的なフィルターバーの動作改善
「Ctrl + I」キーで表示される一時的なフィルターバーの動作が改善され、条件入力時に最初のアイテムが自動的に選択されるようになりました。5.ブックマークのコンテキストメニューの修正
ブックマークのコンテキストメニューでブックマークの移動に関する問題が修正されました。またメニュー項目のいくつかにアイコンが表示されるようになりました。
LXQt Panel
「LXQt Panel」に関する変更点です。1.従来のトレイアイコンの配置場所
システムトレイプラグインが有効な場合、従来のトレイアイコンはステータス通知内に表示されるようになりました。2.設定リセットボタンの不具合修正
パネルの設定画面のリセットボタンに関する不具合が修正されました。3.デスクトップ名の表示
タスクボタンのコンテキストメニューにデスクトップ名が表示されるようになりました。4.パネルの設定画面の設定画面分割
パネルの設定画面が3つの設定画面に分割されました。5.ディレクトリーメニューに設定追加
ディレクトリーメニューの設定にボタンラベルとスタイルに設定が追加されました。6.システム統計情報の不具合修正
パネルが自動的に隠す設定になっている時に、システム統計情報のリセットに関する不具合が修正されました。QTerminal / QTermWidget
「QTerminal」及び「QTermWidget」に関する変更点です。1.ブックマーク機能の改善
ブックマークファイルのサンプルなどブックマーク機能に多くの改善が盛り込まれています。2.不具合修正
複数のドロップダウンモードの不具合が修正されました。プロンプトで最後のタブを閉じるときの不具合が修正されました。