キャプティブポータルを自動検出するには
「Ubuntu」はキャプティブポータルを自動検出できるようになっています。キャプティブポータル
キャプティブポータルは公共及び商業施設にあるいわゆるWi-Fiスポット(公衆無線LAN)でよく利用される仕組みです。公衆無線LAN接続時にランディングページやログインページを表示し、ユーザーの認証を経てユーザーのインターネットへのアクセスを許可します。
キャプティブポータルの自動検出
キャプティブポータルの自動検出を有効にする設定は、「設定」アプリの「プライバシー」の「接続性」から行います。接続性の確認を有効にすれば、キャプティブポータルの自動検出が有効になります。
そもそもこの機能はネットワークがインターネットに接続できるかどうかをチェックする機能であり、複数のネットワークが接続されている場合、デフォルトルートの選択にも活用されます。
ちなみにこの機能は以下のURLにアクセスすることで接続性の確認を行っています。
- http://connectivity-check.ubuntu.com
位置情報サービスに対応したアプリを利用するには
アプリの中には位置情報サービスに対応したアプリもあります。このようなアプリで位置情報サービスを利用するには、「位置情報サービス」を有効にする必要があります。
「位置情報サービス」を有効にする設定は、「設定」アプリの「プライバシー」の「位置情報サービス」から行います。
Mozilla Location Serviceを利用
「Ubuntu」では位置情報サービスに「Mozilla」が提供する「Mozilla Location Service」を利用しています。位置情報サービスはメニューから簡単に無効化できる
位置情報サービスを有効にすると、以下のようにメニューに位置情報サービスが有効である旨が表示されるようになります。メニューから「無効」を選択すれば、位置情報サービスを無効化できます。
位置情報サービスを利用するアプリ例
例えば「GNOME Maps」がこの位置情報サービスを利用して現在地を地図上で表示できるようになっています。またタイムゾーンの自動設定でも、この位置情報サービスを利用してタイムゾーンを自動的に設定する機能を提供しています。
補足
位置情報サービスに対応したアプリがどの位置情報サービスを利用するのか、そもそもこの設定に従うのかどうかは、アプリの実装次第です。GNOMEコアアプリケーションならこの設定が適用されるとは思いますが、それ以外のアプリは自身の実装で位置情報サービスを利用する可能性があります。
アプリのヘルプや設定画面を確認してみると良いでしょう。