共有機能
「Ubuntu」ではデスクトップやDLNA/UPnPでメディアを共有する機能を提供しています。共有機能の設定は「設定」アプリの「共有」から行います。
共有機能を有効にするには
共有機能を利用するには、まず共有機能を有効にする必要があります。初めて共有機能を利用する場合、以下の不具合があるため一旦共有機能を無効にしてから再度有効にしてください。
共有機能の有効・無効を切り替えるには、タイトルバーにあるスイッチをクリックしてください。
コンピューター名を設定するには
コンピューター名はクライアント(接続する側)に見せるPCの名称です。デフォルトではホスト名が設定されています。
必要に応じてコンピューター名を変更できます。
リモートデスクトップを有効にするには
「リモートデスクトップ」をクリックすると、以下のように「リモートデスクトップ」の設定や有効・無効を切り替えられます。リモートデスクトップ
リモートデスクトップ機能を有効にします。リモートデスクトップ機能を有効にすると「RDP」に対応したクライアントからこのPCに接続できるようになり、デスクトップ画面を共有できるようになります。
レガシーなVNCプロトコルを有効にする
「VNC」による接続を有効にします。右側のボタンをクリックすると、以下のように「VNC」に対する追加設定を指定できます。
リモートコントロール
クライアントからこのPCのデスクトップ画面をマウス操作等で操作できるようにします。接続方法
クライアントがこのPCに接続する際、接続先のPCを指定しなければなりません。それに関する情報が表示されます。
PCの指定方法はクライアントアプリのヘルプを参照してください。
デバイス名
クライアントがこのPCに接続する時に使用するデバイス名が表示されます。右側のボタンをクリックすれば、デバイス名がクリップボードにコピーされます。
リモートデスクトップアドレス
クライアントがこのPCに接続する時に使用するリモートデスクトップアドレスが表示されます。右側のボタンをクリックすれば、リモートデスクトップアドレスがクリップボードにコピーされます。
VNCアドレス
「VNC」を有効にした場合、クライアントがこのPCに接続する時に使用するVNCアドレスが表示されます。右側のボタンをクリックすれば、リモートデスクトップアドレスがクリップボードにコピーされます。
補足
ちなみに「Ubuntu」では「Avahi」が導入されており、mDNS/DNS-SDにより 「ホスト名.local」でIPアドレスを取得することも可能です。クライアントにIPアドレスを直接指定する代わりに「ホスト名.local」を指定することも可能です。
認証
クライアントがこのPCに接続する際、ユーザー名とパスワードでクライアントを認証できます。ユーザー名
認証に使用するユーザー名を入力します。忘れずに設定しておきましょう。
右側のボタンをクリックすれば、ユーザー名がクリップボードにコピーされます。
パスワード
認証に使用するパスワードを入力します。忘れずに設定しておきましょう。
入力エリアの右側の目玉アイコンをクリックすれば、入力されたパスワードを表示することができます。
また右側のボタンをクリックすれば、パスワードがクリップボードにコピーされます。
暗号化を検証
「暗号化を検証」をクリックすると、以下のように指紋が表示されます。クライアントがPCに接続する際、この情報を元に接続先のPCを確認できます。
PC側の接続状態
PCにリモートデスクトップクライアントが接続されると、以下のように接続状態を示すインジケーターが表示されます。メニューからリモートデスクトップを無効にすることも可能です。
DLNA/UPnPで動画や音楽を共有するには
「メディア共有」をクリックすると、メディア共有の設定や有効・無効を切り替えられます。この機能はDLNA/UPnPでメディアを共有(公開)する機能であり、クライアントから動画や音楽を再生したり、画像を表示できるようになります。
メディア共有を有効にする
メディア共有機能の有効・無効を切り替えるには、タイトルバーにあるスイッチをクリックしてください。フォルダー
メディアが格納されているフォルダーを指定します。すでに登録されているフォルダーの右側の「×」ボタンをクリックすれば、そのフォルダーの登録を解除できます。
また下部の「+」ボタンをクリックすれば、フォルダーを追加できます。
ネットワーク
メディア共有でメディアを公開するネットワークを選択します。ここで表示されるネットワーク名は、ネットワーク接続設定になります。
ネットワーク接続設定は各ネットワークの接続設定から確認できます。