Snapアプリのパーミッションをカスタマイズするには
SnapアプリはSnapパッケージでパッケージングされたアプリであり、「Snap Store」から配布されています。Snapアプリ
例えば「Ubuntu」では「Firefox」がプリインストールされていますが、この「Firefox」は「Snap Store」から配布されているものであり、かつ「Mozilla」が公式に提供している「Firefox」です。Snapとパーミッション
Snapはdebパッケージで提供されるソフトウェアと異なり、システムから隔離されています。システムから隔離されているためシステムの機能を利用するには、その機能を利用する許可が必要になります。
その様々な機能の利用に対する許可のことをパーミッションと言います。
言い換えればシステムに対するアクセス権ですね。
Snapでは事細かにパーミッションが設定されており、サウンドの再生一つとってもそれに対応するパーミッションの許可が必要になります。
分かりやすく言えばスマホのアプリがカメラや連絡先リストにアクセスする際、その許可が必要となるのと同じです。
それと同種の仕組みがSnapにもあります。
ちなみにユーザーが利用するSnapアプリからシステムに対する完全なフルアクセスは、できないものとして捉えておくと良いでしょう。
パーミッションの種類
もっと詳しくSnapのパーミッションについて知りたい方は、以下の公式ドキュメントを参照してください。Snapアプリのパーミッション
Snapアプリによってパーミッションの項目が異なります。例えばカメラを使用しないSnapアプリではカメラに対するパーミッションはありません。
デフォルトのパーミッション設定
基本的にSnapアプリは開発者により、多くのユーザーが必要とするであろうパーミッションをあらかじめ設定しています。そのため基本的にSnapアプリのパーミッションを変更する必要はありません。
ただしアプリによっては別途パーミッションの設定を促しているアプリもあります。
詳細は「Snap Store」のアプリ紹介サイトやアプリ公式のプロジェクトサイトを参照してください。
注意事項
Snapアプリのパーミッションの変更は、すべてのユーザーに影響を与えます。ユーザーごとにパーミッションを切り替えることはできないため、複数のユーザーでSnapアプリを利用している場合は、その点に留意してください。
またアプリによってはアプリ内で機能に対するアプリ固有のパーミッション設定を持っているアプリもあります。
まずはアプリ内でパーミッション設定を確認するのが良いでしょう。
アプリ固有のパーミッション設定とSnapアプリのパーミッション設定は、別々の設定である点にも留意してください。
パーミッションの設定画面を表示するには
パーミッションのカスタマイズは、「設定」アプリの「アプリケーション」からカスタマイズできます。パーミッションのカスタマイズ
この画面からSnapアプリのパーミッションをカスタマイズできます。左側にアプリの一覧が表示されますが、このアプリの中にはdebパッケージで提供されているアプリも含まれています。
目当てのアプリを探すにはアプリ一覧の上部にある検索ボックスにアプリ名を入力するのが早いでしょう。
Firefoxの例
以下は「Firefox」の例です。左側にパーミッションの一覧が表示されています。
様々なパーミッションが並んでいます。
スイッチをクリックすれば、パーミッションの許可・不許可を選択できます。