ショートカットキーを駆使して作業効率を高めよう
「Ubuntu」には様々な操作をキーボードから操作できるショートカットキーが設定されています。覚えれば便利なショートカットキー
「Ubuntu Desktop」はGUIのデスクトップですから、ユーザーはマウスから操作する機会が多いかと思います。しかし複数のアプリを活用しながら作業を並列に進める場合、あるいは文章の作成などキーボードを主体とした作業を行う場合、ショートカットキーを覚え活用すれば、作業効率を高められるでしょう。
ワークスペースも活用しよう
もちろん作業内容や環境にもよりますが、ワークスペースも作業効率の改善に役立てられるでしょう。ワークスペースに関する設定は、以下を参照してください。
ショートカットキーの確認や設定
ショートカットキーの確認や設定は、「設定」アプリの「キーボード」から行います。分類別ショートカットキー
以下のようにショートカットキーの分類一覧が表示されます。各分類をクリックすれば、以下のようにその分類に属するショートカットキー一覧が表示されます。
ショートカットの検索
ショートカットの名称を入力すれば、以下のように該当するショートカットが一覧に表示されます。おすすめの分類
おすすめのショートカットの分類を紹介します。各分類内のショートカットキーを活用してみてはいかがでしょうか。
ウィンドウ
アプリのウィンドウ操作に関連するショートカットキーです。ウィンドウのサイズ変更や配置、Zオーダーの順番変更など便利なショートカットキーが揃っています。
例えば「Super + →」キーでアプリのウィンドウをデスクトップ画面の右側半分に配置することができます。
ナビゲーション
ワークスペースに関連する操作やアプリ及びアプリのウィンドウの切り替えに関連するショートカットキーです。モニターとアプリのウィンドウに関連するショートカットキーもあります。
システム
画面のロックなどシステムに関連するショートカットキーです。GNOMEのデフォルトのショートカット設定
GNOMEのデフォルトのショートカット設定は、以下が参考になるでしょう。ショートカットキーをカスタマイズするには
ショートカットキーをカスタマイズするには、カスタマイズしたいショートカットキーをクリックしてください。以下のように新しいショートカットキーの入力画面が表示されるので、設定したいショートカットキーを押してください。
「ESC」キーを押せば設定がキャンセルされます。
また「BackSpace」キーを押せばショートカットキーの割り当てを解除できます。
すでに他のショートカットにショートカットキーが割り当てられている場合
設定したいショートカットキーがすでに他のショートカットに割り当てられている場合、以下の画面が表示されます。同じショートカットキーが設定されているショートカットとショートカットキーを入れ替えて設定しても良い場合は、「入れ替え」ボタンをクリックしてください。
ショートカットキーを元に戻すには
変更したショートカットキーがある場合、以下のようにその件数が表示されます。変更したショートカットキーを元に戻したい場合、そのショートカット右側に表示されているアイコンをクリックしてください。
独自のショートカットキーを作成するには
独自のショートカットキーを作成することもできます。独自のショートカットキーでは、ショートカットキーに実行したいコマンドを指定します。
1.独自のショートカットキー画面の表示
ショートカット分類一覧の中に「独自のショートカット」があるので、これをクリックします。2.ショートカットを追加
「ショートカットを追加」ボタンをクリックします。3.ショートカットの設定
以下の画面が表示されるので、ショートカットを設定します。名前
ショートカットの名称です。ショートカット一覧に表示されます。
コマンド
ショートカットキーを押した時に実行されるコマンドです。ショートカット
ショートカットキーを指定します。設定例
ここでは例として以下のように設定しました。ショートカットを設定したら「追加」ボタンをクリックします。
4.ショートカット作成完了
以下のようにショートカットが作成されます。試しに例で作成したショートカットキーを押すと、以下のように「ファイル」が起動します。
引き続き独自のショートカットを作成するには、一覧下部の「+」ボタンをクリックしてください。
独自のショートカットの編集や削除
作成した独自のショートカットを編集するには、その独自のショートカットをクリックしてください。以下のように編集画面が表示されます。
また「ショートカット」の右側に表示されているアイコンをクリックすると、このショートカットを削除せずにこのショートカットを無効化できます。
加えて独自のショートカットを削除するには、この画面の「削除」ボタンをクリックしてください。