Native messagingに対応したSnap版Firefoxのテスト呼びかけ
「Native messaging」に対応したSnap版Firefoxのテストが呼びかけられています。Native messaging
「Native messaging」の対応により「Firefox」は、ホストにインストールされているソフトウェアと「Firefox」にインストールされている拡張機能が連携して動作できるようになります。例えばSnap版Firefoxでは今までできなかったGNOME Shell拡張の管理を、Snap版Firefoxから管理できるようになります。
また「KeePassXC」と連携して動作する「KeePassXC-Browser」拡張機能も利用できるようになります。
Snap版Firefox β版でNative messagingに対応
現在Snap版Firefox β版で「Native messaging」に対応しています。- webextensions: add a portal for managing WebExtensions native messaging servers
- Bug 1661935 - Integration with a new WebExtensions XDG desktop portal for native messaging on Linux
テストの協力を
というわけでSnap版Firefox β版で「Native messaging」のテストが呼びかけられています。「Native messaging」のテストを行うには、Snap版Firefox β版に切り替える必要があります。またホスト側のアップデートも必要になるため、「Ubuntu 22.04 LTS」上でテストする必要があります。
Snap版Firefox β版に切り替えるには
Snap版Firefox β版に切り替えるには、以下のコマンドを実行します。sudo snap refresh firefox --beta
並列インストールも可能
通常Snapではいずれかのチャンネルからアプリをインストールするため、上記のようにチャンネルを切り替えると安定版のSnap版Firefoxからβ版のSnap版Firefoxに切り替わります。安定版のSnap版Firefoxとβ版のSnap版Firefoxを共存させてインストールしたい場合は、以下を参考にして並列インストールすると良いでしょう。
xdg-desktop-portalのアップデートが必要
本機能をテストするには、ホスト側の「xdg-desktop-portal」が「xdg-desktop-portal 1.14.4-1ubuntu2~22.04.1」にアップデートされている必要があります。「xdg-desktop-portal 1.14.4-1ubuntu2~22.04.1」は「Phased update」の対象になっているため、ユーザーの環境によりアップデート状況が異なります。