VirtualBox 7.0にアップグレードするには
以前のバージョンの「VirtualBox」から「VirtualBox 7.0」にアップグレードする方法を紹介します。リポジトリー経由のインストール
ここで紹介するアップグレード方法は、すでにインストール済みの前バージョンの「VirtualBox」が、リポジトリー経由でインストールされていることが前提となっています。言い換えれば以下の方法で「VirtualBox」がインストールされている必要があります。
注意
「VirtualBox 7.0」へアップグレードする前に、必ず仮想マシン及び「VirtualBox」を終了させておいてください。また「VirtualBox 7.0」へアップグレードすると、以前のバージョンの「VirtualBox」はアンインストールされます。
つまり「VirtualBox 7.0」と以前のバージョンの「VirtualBox」は、共存できません。
仮想マシンは引き継げる
「VirtualBox 7.0」へアップグレードしても既存の仮想マシンはそのまま引き継げます。VirtualBox 7.0.0の新機能と変更点
「VirtualBox 7.0.0」の新機能と変更点は、以下を参考にしてください。作業上の留意点
アップグレード作業は「端末」で行います。1.コマンドを端末に貼り付けるには
クリップボードにコピーしたコマンドを「端末」に貼り付けるには、「端末」上で「Shift + Ctrl + V」キーを押します。2.パスワードの入力が促されたら
以下のようにパスワードの入力が促されたら、ログインに使用している自分のパスワードを入力して「エンター」キーを押します。
[sudo] ユーザー名のパスワード:
パスワードを入力しても何も表示されませんが、入力自体は行われています。
3.ソフトウェアをアップデートしておく
「ソフトウェアの更新」を起動して、ソフトウェアをアップデートしておいてください。1.VirtualBox 7.0へアップグレードする
「VirtualBox 7.0」へアップグレードします。1-1.VirtualBox 7.0のインストール
「端末」を起動し、以下のコマンドを実行します。sudo apt install virtualbox-7.0
1-2.インストール確認
以下のように「続行しますか?」と聞かれるので、そのまま「エンター」キーを押します。1-3.インストール完了
以下のように「VirtualBox 7.0」がインストールされます。これでアップグレード完了です。
1-4.VirtualBoxの起動
あとは「VirtualBox 7.0」を起動してみてください。2.機能拡張のアップグレード
もし以前の「VirtualBox」で「機能拡張(Oracle VM VirtualBox Extension Pack)」をインストールしていた場合、「機能拡張」もアップグレードします。2-1.アップデートの確認
「ファイル」メニューを開き「アップデートを確認」をクリックします。2-2.アップグレード作業
以下のようにアップグレード作業が始まります。あとは画面の案内に従って作業するだけです。