GNOME Shell拡張機能の実装仕様が変わる
現在開発中の「GNOME 45」でGNOME Shell拡張機能の実装仕様が変わりました。GNOME Shell拡張機能
GNOME Shell拡張機能は「GNOME Shell」の機能を拡張するソフトウェアです。おそらくほとんどのユーザーが何かしらのGNOME Shell拡張機能を利用しているでしょう。
例えば「Ubuntu」ではデスクトップの左側に配置されているドックや、デスクトップ上にアイコンを配置するためのGNOME Shell拡張機能など、複数のGNOME Shell拡張機能がプリインストールされています。
GNOME 45
「GNOME 45」は次期バージョンの「GNOME」です。「GNOME 45」は2023年9月20日にリリースされる予定です。
ちなみに「Ubuntu」では、2023年10月12日にリリース予定の「Ubuntu 23.10」で「GNOME 45」が採用されます。
現在開発版「Ubuntu 23.10」では、「GNOME 45 RC版」が導入されています。
GNOME Shell拡張機能の仕様変更
「GNOME 45」で GNOME Shell 独自のインポートシステムから標準的な JavaScript(ESM)モジュールに移行します。互換性が失われる
独自のインポートシステムとESMモジュールには互換性がなく、以前のGNOME Shell拡張機能で利用されていた独自のインポートシステムは動作しなくなります。これにより「GNOME 45」向けに以前のGNOME Shell拡張機能を提供したい開発者は、独自のインポートシステムを利用しているコードの修正が必要になります。
以前のGNOMEとGNOME 45
「GNOME 45」より前の「GNOME」と「GNOME 45」でGNOME Shell拡張機能を提供したい場合、それぞれの仕様に合わせたGNOME Shell拡張機能をユーザーに提供する必要があります。詳細は以下を参照してください。