事前準備
バックアップする前に事前準備を行います。デバイスファイル
バックアップするディスクのデバイスファイルを調べておきます。ディスクユーティリティやGPartedで調べることができます。
バックアップイメージの保存先ディスク
バックアップイメージを保存するディスクを用意しますフォーマット形式はext4やNTFSにしておきます。
バックアップイメージは圧縮されますが、
バックアップするディスク以上の容量があれば失敗せずに済みます。
バックアップイメージを保存するパーティションのデバイスファイル
バックアップイメージを保存するパーティション(ファイルシステム)のデバイスファイルを調べておきます。
ディスクユーティリティやGPartedで調べることができます。
NTFSをバックアップする場合
NTFSをバックアップする場合、事前にファイルシステムのチェックを行なっておきます。またデフラグも行なっておくとよいでしょう。
いずれもWindowsから行います。
ローカルディスクにディスクをバックアップ
ディスクを丸ごとバックアップし、ローカルディスクにバックアップイメージを作成します。1.Clonezillaの開始
Clonezillaを起動しキーマップの設定が終わった後、以下の画面が表示されます。「Start_Clonezilla」を選択して「エンター」キーを押します。
2.モードの選択
モードを選択します。ここでバックアップするかクローンするか選択できます。
「device-image」を選択して「エンター」キーを押します。
3.保存先デバイスの選択
バックアップイメージを保存するデバイスを選択します。「local_dev」を選択して「エンター」キーを押します。
4.デバイスの準備
外付けHDDやUSBメモリなどの準備(接続)を行います。準備ができたら、「エンター」キーを押します。
5.保存先パーティションの選択
バックアップイメージを保存するパーティションを選択します。今回は「sdc1」を選択します。
選択したら、「エンター」キーを押します。
6.保存先ディレクトリーの選択
バックアップイメージを保存するディレクトリーを選択します。選択できるディレクトリーは、ルートディレクトリーかルート直下のディレクトリーのみです。
今回は「Backup2」を選択します。
選択したら、「エンター」キーを押します。
7.ディスク使用量の表示
保存先のディスク使用量が表示されます。様々な情報が表示されますが、
先ほど指定したパーティションの行を見れば良いです。
今回は「/dev/sdc1」です。
Size
ファイルシステムのサイズです。Used
ファイルシステムの使用量です。Avail
ファイルシステムの空き容量です。Use
ファイルシステムの使用率です。Mounted on
マウントポイントです。問題がなければ「エンター」キーを押します。
8.初心者/エキスパートモードの選択
初心者モードとエキスパートモードが選択できます。通常は初心者モードで問題ありません。
ここでは初心者モードを選択します。
選択したら、「エンター」キーを押します。
9.処理内容の選択
バックアップや復元等の処理を選択します。ディスクを丸ごとバックアップしてイメージ化するので、「savedisk」を選択します。
選択したら、「エンター」キーを押します。
10.バックアップイメージ名の入力
バックアップイメージ名を入力します。上記で指定したディレクトリーにこの名称でサブディレクトリーが作成され、
そのディレクトリーの中にバックアップイメージが保存されます。
入力したら 「エンター」キーを押します。
11.バックアップするディスクの選択
バックアップするディスクを選択します。バックアップするディスクを選択し、「スペース」キーを押します。
選択されたディスクは、*マークがつきます。
また、複数のディスクを選択できます。
選択したら、「エンター」キーを押します。
12.ファイルシステムチェックの選択
バックアップするディスクのチェックを事前に行うかどうかの選択です。NTFSはチェックできません。
Windowsから事前にチェックしておきましょう。
なし(空白)
ファイルシステムのチェックを行いません。-fsck-src-part
ファイルシステムのチェックを行います。問題があれば、修復するか確認が表示されます。
-fsck-src-part-y
ファイルシステムのチェックを行います。問題があれば、自動で修復されます。
選択したら、「エンター」キーを押します。
13.バックアップイメージのチェック
バックアップ後にバックアップイメージをチェックするかどうかの選択です。復元に利用できるどうかチェックします。
なし(空白)
バックアップイメージをチェックします。-sc
バックアップイメージをチェックしません。選択したら、「エンター」キーを押します。
14.実行コマンドの表示
今までの設定を反映した実行コマンドが表示されます。気にしなくて良いです。
「エンター」キーを押します。
15.実行確認
黄色文字で処理の内容が表示されます。問題がなければ「y」を入力して「エンター」キーを押します。
中止する場合は「n」を入力して「エンター」キーを押します。
16.バックアップ処理
バックアップ処理が実行されます。一番下の行に表示される「Elapsed」が経過時間で、「Remaining」が残り時間です。
「Completed」は進捗度です。
17.バックアップ完了
バックアップが完了すると、以下のように表示されます。「エンター」キーを押します。
18.Clonezillaの終了
以下の画面が表示されます。(0) Poweroff
PCをシャットダウンします。(1) Reboot
PCを再起動します。(2) Enter command line prompt
Bashを起動します。Bashを終了するには「exit」コマンドを入力します。
(3) Start over (image repository /home/partimag, if mounted, will be unmounted)
バックアップイメージ保存先のパーティションをアンマウントしてから、Clonezillaを起動します。
上記手順の「1.」が表示されます。
(4) Start over (Keep image repository /home/partimag mounted)
バックアップイメージ保存先のパーティションをマウントしたまま、Clonezillaを起動します。
上記手順の「1.」が表示されます。
どれを選んで良いかわからない場合は、(0)か(1)を選びましょう。
数値を入力して、「エンター」キーを押します。