パターンを指定して、パターンに合致するタグのみ表示する
パターンを指定して、パターンに合致するタグのみ表示します。パターンは、タグ名に対して条件の判定を行います。
複数のパターンを指定可
スペース区切りで、複数のパターンを指定できます。複数のパターンを指定した場合、いずれかのパターンに合致するタグが表示されます。
利用できるワイルドカード
パターンに指定できるワイルドカードです。*ワイルドカード
どの文字列にも対応するワイルドカードです。文字数は何文字でも良いです。
?ワイルドカード
どの文字列にも対応するワイルドカードです。ただし「*」ワイルドカードと異なり、文字数は1文字です。
例えば「???」と記述すると、タグ名が3文字のファイルを指定することができます。
[]ワイルドカード
[]内に記述された文字に対応するワイルドカードです。ただし「*」ワイルドカードと異なり、文字数は1文字です。
「?」ワイルドカードの条件を細かく指定するワイルドカードです。
例えば「[ab]*」と記述すると、タグ名の1文字目が「a」か「b」で始まるタグを表示することができます。
また、「[a-c]*」と記述すると、タグ名の1文字目が「a」か「b」か「c」で始まるタグを表示することができます。
パターンは括って記述する
パターンは、「'」で括って記述します。1つのパターンを指定する例
1つのパターンを指定する例です。1.コマンドの実行
コマンドのオプションは、以下のオプションを指定します。ショートオプション | ロングオプション |
---|---|
-l | --list |
「端末」から、以下のコマンドを実行します。
コマンドの詳細は、「タグの一覧を表示するコマンドの説明」を参考にしてください。
ポイントは、赤字の箇所です。
git tag --list 'ann*'
2.コマンドの実行結果
以下のように、「ann*」に合致するタグが表示されます。複数のパターンを指定する例
複数のパターンを指定する例です。1.コマンドの実行
「端末」から、以下のコマンドを実行します。ポイントは、赤字の箇所です。
git tag --list 'ann*' 'lig*'
2.コマンドの実行結果
以下のように、「ann*」もしくは、「lig*」に合致するタグが表示されます。パターンの指定を省略する例
パターンの指定を省略することもできます。パターンの指定を省略すると、全てのタグが表示されます。
1.コマンドの実行
「端末」から、以下のコマンドを実行します。ポイントは、赤字の箇所です。
git tag --list