/lost+found
破損したファイルの一部が入ります。ファイルチェックを行いファイルシステムに不整合があると、修復が行われます。
その際破損したファイルがあれば、可能な限りファイルを救出し、
lost+foundフォルダーに入れます。
このフォルダーを直接いじることはありませんが、
破損したファイルを調べるためにフォルダー内にアクセスすることがあります。
このフォルダーは、ルートユーザーのみアクセス可能です。
/media
NautilusなどのGUIアプリケーションが、HDDやCD-ROMなどのストレージをマウントするのに使用するフォルダーです。
このフォルダーにマウントするとGUIアプリケーションは、
マウントされたストレージをUI上に表示します。
このフォルダーを直接いじることはありません。
以下の画像はVirtual BoxのGuest AdditionsのCDをマウントしています。
NautilusからはあたかもCDのルートフォルダーがあるように見えますが、
実際は/media以下のサブフォルダーとなっています。
/mnt
mountの略です。自分でストレージ等をマウントする時に利用します。
アプリに任せたほうが楽なので、あまり利用する機会はないと思います。
ここでHDDをマウントしても、
Nautilusはマウントされたストレージをデバイスのリストに表示しません。
またこのフォルダーはrootユーザーのみがマウントを行うことができます。
それ以外のユーザーは読み込み専用でマウントされたストレージにアクセスすることができます。
/opt
optionの略です。このフォルダーはアプリのインストール先フォルダーとして利用できます。
例えばAcrobat Readerはこのフォルダー以下にインストールされます。
サードパーティーのアプリや、リポジトリからインストールしないアプリは
ここにインストールされることが多いようです。
また、自分で開発したアプリのインストール先としても利用できます。
ただしこのフォルダー内を読み書きできるのはルートユーザーだけです。
他のユーザーは読み込みと実行が可能です。
以下の画像ではVirtual BoxのGuest Additionsがインストールされています。