インターネット接続の詳細
ChromiumやGoogle Chromeでは、インターネット接続時にサーバーと行なっているやり取りを表示することができます。
FireFoxではWebサイトを表示できるのに、
Chromiumでは表示できない場合に調べてみるとよいでしょう。
ただし、プロトコルの知識が必要になります。
Chromiumを基準に記述しますが、Google Chromeでも同様です。
インターネット接続の詳細を表示する
Chromiumを起動しアドレスバーに「chrome://net-internals/#events」と入力します。以下の画面が表示されます。
サーバとのやり取りは「イベント」と表現されます。
中央のリストに補足したイベントが表示されます。
右側の空白は、選択したイベントの詳細が表示されます。
上部のボタン
上部に4つのボタンが表示されています。Stop capturing
イベントの捕捉を停止します。Clear events
イベントを全て削除します。Clear Cache
キャッシュを削除します。Flush Sokcets
ソケットをフラッシュします。イベントリスト下部のボタン
イベントリストの下部に2つのボタンがあります。Delete selected
選択したイベントを削除します。Delete all
イベントを全て削除します。イベント表示例
では実際に新しいタブでWebサイト(http://www.google.co.jp)を開いてみます。以下のようにサーバとのやり取りがイベントとして表示されます。
各列の意味
チェックボックス
チェックを入れると右側にイベントの詳細が表示されます。また「Delete selected」の対象になります。
ID
イベントのIDです。時系列で一意のIDが割り振られます。
Source
イベントです。Description
イベントの概要です。Filter
上部の「Filter」は「Source」や「Description」、イベントの詳細を対象に表示するイベントを絞り込むことができます。
イベントの詳細
イベントリストで選択したイベントの詳細が表示されます。青色の文字はリンクになっており、クリックすると関係するイベントにジャンプします。