事前準備
コピーする前に事前準備を行います。パーティションのデバイスファイル
コピー元とコピー先のパーティションのデバイスファイルを調べておきます。ディスクユーティリティやGPartedで調べることができます。
コピー先のパーティション
コピー先のパーティションをあらかじめ作成しておきます。パーティションのサイズはコピー元のサイズと同等か大きくしておきます。
注意事項
Ubuntuがインストールされたパーティションをコピーした場合、そのディスクを接続したままUbuntuを起動しないでください。
Ubuntuを起動する際、
ルートディレクトリーが存在するパーティションをパーティションIDで指定します。
もし指定したパーティションIDが複数存在する場合、不都合が発生する可能性があります。
最悪の場合ファイルシステムが壊れUbuntuが起動できなくなります。
その場合はUbuntu 12.10以降のライブメディアからUbuntuを起動し、
コピー先のパーティションIDを変更する等の作業が必要になります。
また/etc/fstabでパーティションをマウントしている場合も同じ注意が必要です。
パーティションをコピーする
ローカルディスクのパーティションを他のパーティションにコピーします。1.Clonezillaの開始
Clonezillaを起動しキーマップの設定が終わった後、以下の画面が表示されます。「Start_Clonezilla」を選択して「エンター」キーを押します。
2.モードの選択
モードを選択します。「device-device」を選択して「エンター」キーを押します。
3.初心者/エキスパートモードの選択
初心者モードとエキスパートモードが選択できます。通常は初心者モードで問題ありません。
ここでは初心者モードを選択します。
選択したら、「エンター」キーを押します。
4.複製モードの選択
「part_to_local_part」を選択して「エンター」キーを押します。5.コピー元パーティションの選択
コピー元パーティションを選択して「エンター」キーを押します。6.コピー先パーティションの選択
コピー先パーティションを選択して「エンター」キーを押します。7.ファイルシステムチェックの選択
バックアップするディスクのチェックを事前に行うかどうかの選択です。NTFSはチェックできません。
Windowsから事前にチェックしておきましょう。
なし(空白)
ファイルシステムのチェックを行いません。-fsck-src-part
ファイルシステムのチェックを行います。問題があれば、修復するか確認が表示されます。
-fsck-src-part-y
ファイルシステムのチェックを行います。問題があれば、自動で修復されます。
選択したら「エンター」キーを押します。
8.実行コマンドの表示
今までの設定を反映した実行コマンドが表示されます。気にしなくて良いです。
「エンター」キーを押します。
9.実行確認
実行確認は2回行われます。黄色文字で処理の内容が表示されます。
いずれも問題がなければ「y」を入力して「エンター」キーを押します。
中止する場合は「n」を入力して「エンター」キーを押します。
コピー先ディスクとパーティションの情報が表示されます。
もう一度同じ確認が行われます。
10.コピー処理
コピー処理が実行されます。11.コピー完了
以下の画面が表示されるので、「エンター」キーを押して終了します。12.Clonezillaの終了
以下の画面が表示されます。(0) Poweroff
PCをシャットダウンします。(1) Reboot
PCを再起動します。(2) Enter command line prompt
Bashを起動します。Bashを終了するには「exit」コマンドを入力します。
(3) Start over (image repository /home/partimag, if mounted, will be unmounted)
バックアップイメージ保存先のパーティションをアンマウントしてから、Clonezillaを起動します。
上記手順の「1.」が表示されます。
(4) Start over (Keep image repository /home/partimag mounted)
バックアップイメージ保存先のパーティションをマウントしたまま、Clonezillaを起動します。
上記手順の「1.」が表示されます。
どれを選んで良いかわからない場合は、(0)か(1)を選びましょう。
数値を入力して、「エンター」キーを押します。