PPAのパージとUI構成
PPAのパージとは、PPA(リポジトリー)を削除しアプリのダウングレードを行うことです。「Y PPA Manager」のパージと同じ機能です。
PPA削除後のリポジトリーに同じアプリが存在しない場合、ダウングレードが行えないため、そのアプリのバージョンは変更されません。
PPAのパージを行うには、左側のリストから「Enabled PPAs」を選択します。
1.Enabled PPAs
「Enabled PPAs」を選択すると、現在有効になっているPPAの一覧が「2.」に表示されます。2.PPAの一覧
現在有効になっているPPAの一覧が表示されます。3.詳細情報
「2.」で選択されたPPAの情報を表示します。ホームページ
PPAを管理している開発者のホームページです。ソースURL
PPA(リポジトリー)のURLです。ホームページと同じURLであることがほとんどです。
説明
PPAの説明や概要です。PPAをパージする
PPAをパージします。今回は例として「Midori」のPPAをパージします。
事前に「Midori」のリポジトリーの追加とインストールを行なっています。
インストール済み「Midori」のバージョンは、「0.5.0」です。
1.PPAの選択
パージしたいPPAにチェックを入れます。複数のPPAを選択できます。
チェックを入れたら「Purge PPA」ボタンをクリックします。
2.パージの確認
以下の画面が表示され、ダウングレードされるパッケージ名やバージョンが表示されます。パッケージ
ダウングレード対象となるパッケージ名です。前のバージョン
PPAを削除する前のパッケージのバージョンです。システムのバージョン
PPAを削除後のパッケージのバージョンです。このバージョンにダウングレードされます。
ダウングレードされるパッケージが存在しない場合は、何も表示されません。
「はい」ボタンをクリックします。
3.PPAのパージ
PPAのパージが行われます。パージが完了すると、 以下のように通知が表示されます。
またパージされたPPAはPPAの一覧から削除されます。
ダウングレードされたアプリについて
今回の例では「Midori」がダウングレードされています。バージョンを確認すると、以下のように「0.4.3」になっています。
リポジトリー情報のデータベース更新
リポジトリー情報のデータベースを更新します。更新日時は画面左下に表示されます。
1.データベースの更新
「同期」ボタンをクリックします。2.アップデート確認
以下の画面が表示され、アップデートの確認が行われます。3-1.アップデートがない場合
アップデートがない場合、以下の画面が表示されます。以上で完了です。
3-2.アップデートがある場合
以下の画面が表示されるので、「はい」ボタンをクリックします。4.アップデート
データベースのダウンロードが行われます。以上で完了です。
パッケージインデックスファイルの更新
パッケージインデックスファイルを更新します。リポジトリーの追加や無効化、PPAのパージを行ったら、情報の不整合を解消するためパッケージインデックスファイルを更新しておくとよいでしょう。