Ubuntu Nautilus その52 - ISOディスクイメージや圧縮ファイルをマウントする

ISOディスクイメージや圧縮ファイルのマウント

「Nautilus」には、ISOディスクイメージや圧縮ファイルをマウントする機能があります。
Windowsで言うところの、ZIPフォルダーに近いイメージでしょうか。
ファイルをマウントすると、そのファイルの中身に読み込み専用でアクセスできるようになります。

アーカイブマウンタ

このマウントは、「アーカイブマウンタ」により行われます。
「アーカイブマウンタ」は、「Nautilus」をインストールすれば、一緒にインストールされます。

対応しているファイル形式

「アーカイブマウンタ」が対応しているファイル形式は、以下のMIMEタイプを持つファイルです。

application/x-cd-image
application/x-bzip-compressed-tar
application/x-compressed-tar
application/x-tar
application/x-cpio
application/zip

ファイルの拡張子で表現すると、おおよそ以下のようになります。

iso
tar
tar.bz2
tar.gz
cpio
zip

MIMEタイプで判断するため、上記以外の拡張子でも利用できる場合があります。

MIMEタイプについて

「MIMEタイプ」はファイルの種類を識別する識別子です。
ファイルの「MIMEタイプ」は、「プロパティー画面」から確認することが出来ます。

以下はzipファイルの例です。

アーカイブマネージャーとの違い

    ISOディスクイメージや圧縮ファイルは、「アーカイブマネージャー」で開くことができます。

    「Nautilus」でマウントした場合、「アーカイブマネージャー」と異なりファイルの追加や削除等の編集を行うことはできません。
    しかし「Nautilus」が提供する検索等の機能が利用できるため、使用用途に応じて使い分けると良いでしょう。