Ctrl + Spaceで入力メソッドがオンにならない
他のアプリとショートカットキーが重複している場合、「Ctrl + スペース」キーで入力メソッドのオン・オフを切り換えることができなくなります。「Ctrl + スペース」キーが反応しない場合、他のアプリとショートカットキーと重複していないか調べ、「Ctrl + スペース」キーを利用しているアプリの設定を変更するか、「Fcitx」の設定を変更する必要があります。
補足
「Fcitx」では、入力メソッドのオン・オフの切り換えのショートカットキーに、「Ctrl + スペース」キーと「全角/半角」キーを割り当てています。日本語キーボードを利用している人は、従来の操作方法と同様に「全角/半角」キーで入力メソッドのオン・オフを切り換えることができます。
IBusのショートカットキーの確認と修正
「Fcitx」で「Ctrl + スペース」キーが利用できるようにします。1.ショートカットキーの確認
「Mozcセットアップヘルパー」でIBusのショートカットキーを変更している場合、ソース切り替えのショートカットキーが以下のように変更されます。「システム設定」から「テキスト入力」を開くと、以下のように入力ソース切り替えのショートカットキーが確認できます。
「次のソースへ切り替え」のショートカットキーが「Ctrl + スペース」キーに設定されています。
この設定により、「Fcitx」で「Ctrl + スペース」キーによる入力メソッドのオン・オフができなくなっています。
もしここの設定が「Ctrl + スペース」キーではない場合、別の原因を考えたほうが良いでしょう。
2.ショートカットキーを変更する
ショートカットキーが「IBus」と「Fcitx」で重複しているため、どちらかのショートカットキーを変更する必要があります。「Fcitx」で「Ctrl + スペース」キーが利用できるようにするため、以下のように 「次のソースへ切り替え」のショートカットキーを「Super+Space」に変更します。
「前のソースへ切り替え」のショートカットキーはここでは変更しませんが、必要に応じて変更してください。
3.動作確認
最後に「Fcitx」で「Ctrl + スペース」キーが利用できるか確認します。以下のように入力メソッドのオン・オフが切り換えられればOKです。
ショートカットキーの一覧を見る
「システム設定」の「ショートカット」から各ショートカットキーが確認できます。以下はテキスト入力に関係するショートカットキーの一覧を表示しています。
ただし、すべてのショートカットキーが表示されるわけではありません。
アプリで設定したショートカットキーは、そのアプリで設定を確認する必要があります。
例えばクリップボードの履歴を管理するようなアプリは、履歴を現在のウィンドウに貼り付けるショートカットキーを設定することができます。
もし「Fcitx」で「Ctrl + スペース」キーが利用できない場合、これらのショートカットキーと重複していないか確認する必要があります。