ツールの内容を編集する
ツールの内容を編集します。ツールの編集項目
ツールの編集項目には、以下の項目があります。- ツールのスクリプト
- ツールのショートカットキー
- ドキュメントの保存設定
- ツールの標準入力の設定
- ツールの標準出力の設定
- ツールが利用できる適用範囲
ツールの選択
変更したいツールを選択します。1.スクリプトの記述
「編集」にツールのスクリプトを記述します。通常のスクリプトと同様の記述方法になります。
デフォルトでは、シェバンに「#!/bin/sh」と記述されているため、dashスクリプトになります。
Bashスクリプトを記述する場合
Bashスクリプトを記述する場合、シェバンを以下のように記述します。
#!/bin/bash
Pythonスクリプトを記述する場合
Pythonスクリプトを記述する場合、シェバンを以下のように記述します。
#!/usr/bin/python
編集画面の設定について
編集画面では、「gedit」の設定が反映されます。例えば以下のように「行番号を表示する」設定を有効にします。
以下のように編集画面に行番号が表示されるようになります。
2.ショートカットキーの設定
ツールはショートカットキーを押して実行することもできます。ここではツールを実行するショートカットキーを設定します。
ショートカットキーの設定は任意なので、ショートカットキーを設定しなくても良いです。
ツールの適用範囲について
ショートカットキーを押してツールを実行する場合、「適用範囲」で設定した内容に関わらず常にツールが実行可能です。例えば「適用範囲」で「C++」でのみツールを利用できるように設定したとしても、ショートカットキーを押せば「適用範囲」の設定に関係なくどの状況でもツールを実行することができます。
1.ショートカットキーの設定
「ショートカットキー」をクリックします。2.ショートカットキーの入力
以下のようにショートカットキーが入力できるようになるため、ツールに設定したいショートカットキーをキーボードから入力します。3.ショートカットキーの入力完了
キーボードからショートカットキーを入力すると、以下のように入力したショートカットキーが表示されます。またツール一覧のツールに、設定したショートカットキーが表示されます。
ショートカットキーの重複について
ツールのショートカットキーは、一意になるように設定しなければなりません。すでに他のツールに設定されているショートカットキーと同じショートカットキーを設定することはできません。
また、他のプラグインのショートカットや「gedit」のショートカットと重複すると、ショートカットキーが動作しなくなるケースもあります。
ショートカットキーが重複する場合
もしすでに他のツールに設定されているショートカットキーと同じショートカットキーを設定しようとした場合、以下のエラーが表示されます。上記では「printenvスクリプト」ツールに設定しているショートカットキーと同じショートカットキーを入力しようとした時に表示されるエラー画面です。
メッセージの最後に、ショートカットキーが重複しているツールのツール名が表示されます。
システムツールと同じショートカットキーを設定した場合
システムツールと同じショートカットキーを設定した場合、特にエラー画面は表示されずショートカットキーが設定されます。しかしショートカットキーの重複はできないため、実際にはショートカットキーの設定は行われていません。
一旦外部ツールの管理画面を閉じ再度外部ツールの管理画面を表示すると、ショートカットキーの設定が反映されていないことが分かります。
もしショートカットキーを変更する前に有効なショートカットキーが設定されていた場合、有効なショートカットキーは削除され、ショートカットキーが設定されていない状態になります。
ただし編集したシステムツールは、ユーザーが作成したツールと同じ扱いになるため、上記のようなエラー画面が表示されます。
ショートカットキーを削除するには
設定したショートカットキーを削除するには、「ショートカットキー」をクリックし「BackSpace」キーを押します。ショートカットキーが削除できない(2014/9/2)
「BackSpace」キーのバインドがうまく動作していないためか、「BackSpace」キーを押してもショートカットキーが削除されません。この場合、システムツールと同じショートカットキーを設定すれば、設定したショートカットキーを削除することができます。
ただし、未編集のシステムツールと同じショートカットキーを設定するようにしてください。
また表示には反映されないため、未編集のシステムツールと同じショートカットキーを設定した後、一旦外部ツールの管理画面を閉じ再度外部ツールの管理画面を表示してください。
表示に反映されていないだけで、内部的にはショートカットキーが削除されています。
以下はショートカットキーの削除例です。
1.ショートカットキーを削除するツールの確認
ここでは例として「lsスクリプト」のショートカットキーを削除します。現状「lsスクリプト」には、「Shift + Ctrl + E」ショートカットキーが設定されています。
このショートカットキーを削除します。
2.システムツールの確認
ここでは例として未編集のシステムツールである「ビルド」ツールと同じショートカットキーを「lsスクリプト」に設定します。「ビルド」ツールのショートカットキーは、以下のように「Ctrl + F8」ショートカットキーが設定されています。
3.「lsスクリプト」のショートカットキーの設定
「lsスクリプト」の「ショートカットキー」をクリックします。4.「lsスクリプト」のショートカットキーの入力
以下のように「ビルド」ツールと同じショートカットキーである「Ctrl + F8」ショートカットキーを入力します。これで「lsスクリプト」のショートカットキーが削除されます。
もしこの段階でショートカットキーが重複しているエラーが表示された場合、編集されたシステムツールと同じショートカットキーを設定しています。
エラーが表示された場合、ショートカットキーが削除できないため、他の未編集のシステムツールと同じショートカットキーを設定し直すか、編集したシステムツールを元に戻してから再度設定し直します。
5.ショートカットキーの削除
ショートカットキーを削除しても表示に反映されないため、一旦外部ツールの管理画面を閉じ再度外部ツールの管理画面を表示します。以下のように「lsスクリプト」のショートカットキーが削除されていることが分かります。
この後ショートカットキーが意図した動作にならない場合は、「gedit」を再起動してみてください。