カーソル(キャレット)の位置を移動する
カーソル(キャレット)の位置を移動します。移動前のカーソルと移動後のカーソル間にあるテキストを選択することもできます。
前回紹介した「カーソル(キャレット)の位置を移動する」とは、移動方法が異なります。
カーソル位置の移動方法には、以下の方法があります。
- 文字単位で移動する
- 単語単位で移動する
- 行単位移動する
- 段落(パラグラフ)単位で移動する
- 正規表現で検索を行い、マッチした文字列を対象に移動する
いずれも現在のカーソル位置を基準に、相対的に移動します。
文字単位で移動する
カーソルを文字単位で移動します。コマンドのフォーマット
カーソルを文字単位で移動するコマンドは、以下のようになります。
move.char 移動する文字数
移動する文字数
移動する文字数を指定します。「-」をつけると、前方に向かって相対位置で移動します。
このオプションを省略した場合、「1」が指定されます。
1.現在のカーソル位置
現在以下の位置にカーソルがあります。2.コマンドの入力
以下のようにコマンドを入力します。ここでは例として、後方に向かって2文字分カーソルを移動します。
3.コマンドの実行
「エンター」キーを押してコマンドを実行すると、以下のようにカーソルの位置が移動します。「Ctrl」キーを押しながら「エンター」キーを押せば、以下のように移動前のカーソルと移動後のカーソル間にあるテキストが選択されます。
単語単位で移動する
カーソルを単語単位で移動します。コマンドのフォーマット
カーソルを単語単位で移動するコマンドは、以下のようになります。
move.word 移動する単語数
移動する文字数
移動する単語数を指定します。「-」をつけると、前方に向かって相対位置で移動します。
このオプションを省略した場合、「1」が指定されます。
注意
日本語では、単語が認識されません。1.現在のカーソル位置
現在以下の位置にカーソルがあります。2.コマンドの入力
以下のようにコマンドを入力します。ここでは例として、後方に向かって4単語分カーソルを移動します。
3.コマンドの実行
「エンター」キーを押してコマンドを実行すると、以下のようにカーソルの位置が移動します。「Ctrl」キーを押しながら「エンター」キーを押せば、以下のように移動前のカーソルと移動後のカーソル間にあるテキストが選択されます。
行単位で移動する
カーソルを行単位で移動します。コマンドのフォーマット
カーソルを行単位で移動するコマンドは、以下のようになります。
move.line 移動する行数
移動する行数
移動する行字数を指定します。「-」をつけると、前方に向かって相対位置で移動します。
このオプションを省略した場合、「1」が指定されます。
1.現在のカーソル位置
現在以下の位置にカーソルがあります。2.コマンドの入力
以下のようにコマンドを入力します。ここでは例として、後方に向かって2行分カーソルを移動します。
3.コマンドの実行
「エンター」キーを押してコマンドを実行すると、以下のようにカーソルの位置が移動します。「Ctrl」キーを押しながら「エンター」キーを押せば、以下のように移動前のカーソルと移動後のカーソル間にあるテキストが選択されます。