Ubuntu 15.04へアップグレード
Ubuntu 14.10を利用している人は、Ubuntu 15.04へアップグレードすることができます。アップグレード通知
ログイン時に、以下のようにアップグレード通知が表示されます。アップグレードする場合は、「今すぐアップグレードする」ボタンをクリックします。
ソフトウェアの更新による通知
「ソフトウェアの更新」からも、以下のようにアップグレードの通知が表示されます。アップグレードする場合は、「アップグレード」ボタンをクリックします。
アップグレードの通知が表示されない人は
上記の通知が表示されない人は、「ソフトウェアソース」を開いて「Ubuntuの新バージョンの通知」が「すべての新バージョン」になっているか確認してください。また「ソフトウェアの更新」で、パッケージのアップデートがある場合すべてアップデートを行い、他にアップデートがない状態にしてください。
リリースノート
アップグレードを開始すると、以下のようにリリースノートが表示されます。「アップグレード」ボタンをクリックし、画面に表示される案内に従って操作してください。
アップグレードの注意事項や操作方法について
アップグレードの方法や注意事項です。アップグレードの方法や注意事項は、Ubuntu 12.04からUbuntu 12.10へのアップグレードと同じです。
以下を参考にしてください。
- Ubuntu 12.10 アップグレード その1 - 事前準備と注意事項
- Ubuntu 12.10 アップグレード その2 - アップデートマネージャーからアップグレードする
- Ubuntu 12.10 アップグレード その3 - 端末からアップグレードする
ただしUbuntu 15.04へ直接アップグレードできるのは、Ubuntu 14.10のみです。
他のバージョンからUbuntu 15.04へアップグレードしたい場合は、一旦Ubuntu 14.10にアップグレード後、Ubuntu 15.04へアップグレードする必要があります。
Ubuntu 15.04の変更点やアップグレードした感想
Ubuntu 15.04の変更点やアップグレードした感想です。見た目や操作性については、ほぼ同じです。
「LibreOffice」等、バージョンアップされたソフトウェアがありますが、「Nautilus」も「gedit」もUbuntu 14.10の時と操作性は変わりません。
また、現状ハードウェアのトラブル等は起きていません。
無線LANやサウンドカード、GPUも問題なく動作しています。
日本語入力
日本語入力も特に問題ありません。Ubuntu 15.04では、Fcitxも「テキスト入力」からインプットメソッドの設定が行えるようになりました。
Upstartからsystemdへの移行
Ubuntu 15.04では、Upstartからsystemdへの移行が行われており、サービス(デーモン)の管理方法が変更されています。この移行により、一般的なデスクトップユーザーが気にしなければならない内容はありません。
もしサービスの操作を行う必要がある場合は、以下のヘルプを参考にしてください。
RadeonのプロプライエタリードライバーとWineが共存できない問題が解決した
Ubuntu 14.10で発生していた「RadeonのプロプライエタリードライバーとWineが共存できない問題」が解消されました。Intel CPUのマイクロコードを更新するソフトウェアが追加された
「ソフトウェアとアップグレード」の「追加のドライバー」に、Intel CPUのマイクロコードを更新するソフトウェアが追加されました。これはIntel CPUのマイクロコードを更新し、CPUの不具合に対応するソフトウェアですが、この更新は恒久的な更新ではなく、Ubuntu起動時に毎回マイクロコードの更新を行います。
もともと「intel-microcode」パッケージは以前のUbuntuにも存在していたパッケージでしたが、Ubuntu 15.04で「追加のドライバー」に表示されるようになりました。
Intelが提供するソフトウェアを含んでいるため、プロプライエタリになっています。
Ubuntu 14.10からアップグレードする時期
Ubuntu 14.10からアップグレードする時期は、Ubuntu 15.04日本語Remixがリリスーされた後がよいでしょう。急いでアップグレードする必要はなく、トラブルなどの情報を調べてからアップグレードを検討してみてください。