Ubuntu 15.10 日本語 Remix 64bit版がリリースされました
2015/11/11にUbuntu 15.10 日本語 Remix 64bit版がリリースされました。Ubuntu 15.10 日本語 Remix 64bit版は、「Ubuntu 15.10 日本語 Remix リリース」からダウンロードできます。
ISOディスクイメージとTorrentファイルが提供されています。
3箇所のダウンロード先が提供されていますが、いずれかのダウンロード先からダウンロードすればよいです。
Ubuntu 15.10 日本語 Remix 64bit版をライブメディアから起動すると、日本語化された状態で、Ubuntuを利用できます。
Ubuntu Japanese Teamのリポジトリーを利用する
「Ubuntu Japanese Team」のリポジトリーを利用することで、日本語環境をより充実させることができます。「Ubuntu 15.10 日本語 Remix」からインストールしたUbuntuでは、デフォルトで 「Ubuntu Japanese Team」のリポジトリーが導入されているため、この作業は必要ありません。
Ubuntu Japanese Teamのリポジトリーの利用方法
「Ubuntu Japanese Team」のリポジトリーの利用方法は、「Ubuntuの日本語環境」に記述されています。ここでも、その利用手順を紹介します。
Ubuntu Japanese Teamのリポジトリーの利用方法
Ubuntu Japanese Teamのリポジトリーの利用(インストール)方法です。利用方法には以下の2種類があります。
- アップデートされた日本語環境向けのパッケージを利用する
- 上記に加え、「Ubuntu 15.10 日本語 Remix」からインストールしたUbuntuと同じ環境にする
「2.」がお勧めです。
1.アップデートされた日本語環境向けのパッケージを利用する
アップデートされた日本語環境向けのパッケージを利用する方法です。事前にUbuntuの日本語環境を構築しておきます。
コマンドをコピー&ペーストするには、コマンドをコピーした後、「端末」上で「Ctrl + Shift + V」キーを押してください。
1-1.サーバーの鍵追加(1つ目)
「端末」を起動し、以下のコマンドを実行します。
wget -q https://www.ubuntulinux.jp/ubuntu-ja-archive-keyring.gpg -O- | sudo apt-key add -
以下のようにパスワード入力が促されたら、パスワードを入力して「エンター」キーを押してください。
[sudo] password for ユーザー名:
入力したパスワードは表示されないので注意してください。
1-2.サーバーの鍵追加完了(1つ目)
以下のように、「OK」と表示されればOKです。1-3.サーバーの鍵追加(2つ目)
続いて、以下のコマンドを実行します。
wget -q https://www.ubuntulinux.jp/ubuntu-jp-ppa-keyring.gpg -O- | sudo apt-key add -
以下のようにパスワード入力が促されたら、パスワードを入力して「エンター」キーを押してください。
[sudo] password for ユーザー名:
入力したパスワードは表示されないので注意してください。
1-4.サーバーの鍵追加完了(2つ目)
以下のように、「OK」と表示されればOKです。1-5.リポジトリーの追加
以下のコマンドを実行し、リポジトリーを追加します。
sudo wget https://www.ubuntulinux.jp/sources.list.d/wily.list -O /etc/apt/sources.list.d/ubuntu-ja.list
以下のようにパスワード入力が促されたら、パスワードを入力して「エンター」キーを押してください。
[sudo] password for ユーザー名:
入力したパスワードは表示されないので注意してください。
1-6.リポジトリーの追加完了
以下のように、リポジトリーの追加が行われます。1-7.パッケージインデックスファイルの更新
以下のコマンドを実行し、パッケージインデックスファイルを更新します。
sudo apt-get update
以下のようにパスワード入力が促されたら、パスワードを入力して「エンター」キーを押してください。
[sudo] password for ユーザー名:
入力したパスワードは表示されないので注意してください。
1-8.パッケージインデックスファイルの更新完了
以下のように、パッケージインデックスファイルの更新が行われます。1-9.パッケージの更新
以下のコマンドを実行し、パッケージを更新します。
sudo apt-get upgrade
以下のようにパスワード入力が促されたら、パスワードを入力して「エンター」キーを押してください。
[sudo] password for ユーザー名:
入力したパスワードは表示されないので注意してください。
1-10.パッケージ更新の確認
以下のように、パッケージ更新の確認が行われるので、「エンター」キーを押します。1-11.パッケージの更新完了
以下のように、パッケージが更新されます。以上で完了です。
更新を反映するため、ログインし直すか、PCを再起動してください。
2.Ubuntu 15.10 日本語 RemixからインストールしたUbuntuと同じ環境にする
ここでは、本家のサイトのディスクイメージからインストールしたUbuntuの環境を、「Ubuntu 15.10 日本語 Remix リリース」からインストールしたUbuntuの環境と同じ環境にします。事前にUbuntuの日本語環境を構築しておきます。
2-1.パッケージのアップデート
上記の「アップデートされた日本語環境パッケージを利用する」の手順をすべて行っておきます。2-2.ubuntu-defaults-jaのインストール
「端末」を起動し、以下のコマンドを実行します。
sudo apt-get install ubuntu-defaults-ja
以下のようにパスワード入力が促されたら、パスワードを入力して「エンター」キーを押してください。
[sudo] password for ユーザー名:
入力したパスワードは表示されないので注意してください。
2-3.パッケージのインストール確認
以下のように、パッケージのインストール確認が行われるので、「エンター」キーを押します。2-4.パッケージのインストール完了
以下のように、パッケージのインストールが行われます。更新を反映するため、ログインし直すか、PCを再起動してください。
以上で完了です。
コマンドまとめ
上記で実行したコマンドをまとめると、以下のようになります。
wget -q https://www.ubuntulinux.jp/ubuntu-ja-archive-keyring.gpg -O- | sudo apt-key add -
wget -q https://www.ubuntulinux.jp/ubuntu-jp-ppa-keyring.gpg -O- | sudo apt-key add -
sudo wget https://www.ubuntulinux.jp/sources.list.d/wily.list -O /etc/apt/sources.list.d/ubuntu-ja.list
sudo apt-get update
sudo apt-get upgrade
sudo apt-get install ubuntu-defaults-ja
wget -q https://www.ubuntulinux.jp/ubuntu-jp-ppa-keyring.gpg -O- | sudo apt-key add -
sudo wget https://www.ubuntulinux.jp/sources.list.d/wily.list -O /etc/apt/sources.list.d/ubuntu-ja.list
sudo apt-get update
sudo apt-get upgrade
sudo apt-get install ubuntu-defaults-ja