Linux向けGoogle Chrome 32bit版のサポート終了
以前紹介した通り、Linux向けGoogle Chrome 32bit版のサポートが終了しました。同様に以前紹介した通り、「Debian 7」及び「Ubuntu 12.04」向け「Google Chrome」のサポートも終了しました。
今後「Google Chrome」に脆弱性などの問題が見つかっても、アップデートは提供されません。
Linux向けGoogle Chrome 32bit版のダウンロードは、すでに行えなくなっています。
サポート終了の影響を受けるユーザー
以下のいずれかの条件に該当する人は、今回のサポート終了に該当します。- Ubuntu 12.04を利用している
- Debian 7を利用している
- 32bit版のLinuxを利用している(Ubuntu 32bit版など)
従って、「Ubuntu 14.04 32bit版」や「Ubuntu 15.10 32bit版」を利用している人もサポート終了に該当します。
「Ubuntu 12.04 64bit版」を利用している人もサポート終了に該当します。
サポートが行われないブラウザーの使用は非常に危険ですので、サポート終了に該当する人は「Google Chrome」を利用しないでください。
Google Chromeのアンインストール
サポート終了に該当する人は、「Google Chrome」をアンインストールしてください。またリポジトリーが利用できなくなるため、リポジトリーも削除しておきましょう。
リポジトリーを削除しないと、「ソフトウェアの更新」実行時に以下のようなエラーが表示されます。
1.Google Chromeのアンインストール
「Google Chrome」をアンインストールするには、「Ubuntuソフトウェアセンター」を起動し、「google-chrome-stable」で検索します。「削除」ボタンをクリックすれば、アンインストールが行われます。
2.リポジトリーの削除
「システム設定」から「ソフトウェアとアップデート」を起動し、「他のソフトウェア」タブをクリックします。リポジトリーの一覧が表示されるので、「http://dl.google.com/linux/chrome/deb/ stable main」を選択し、「削除」ボタンをクリックします。
3.認証用の鍵の削除
認証用の鍵の削除は任意ですが、削除するなら以下の方法で削除します。「Google, Inc. Linux Package Signing Key」を選択し、「削除」ボタンをクリックします。
以上で完了です。
代わりのブラウザー
参考までに、サポートの切れた「Google Chrome」の代わりに利用できるブラウザーを紹介します。Firefox
Ubuntuにデフォルトでインストールされているブラウザーです。説明するまでもなく、非常に有名なブラウザーですね。
Chromium
「Google Chrome」の元となるブラウザーです。「Google Chrome」と異なり「Chromium」は、オープンソースで開発されています。
「Google Chrome」と同様の使い勝手を提供します。
「Chromium」のインストール方法は、「Chromiumのインストール」を参考にしてください。
Opera
「Chromium」ベースのブラウザーです。「Chromium」がベースということもあり、「Google Chrome」と似た機能や使い勝手を提供します。
「Opera」のインストール方法は、以下を参考にしてください。
Vivaldi
「Chromium」ベースのブラウザーです。「Chromium」がベースということもあり、「Google Chrome」と似た機能や使い勝手を提供します。
「Vivaldi」はパワーユーザー向けのブラウザーということもあり、パワーユーザー向けの機能が充実しています。
「Vivaldi」のインストール方法は、「Vivaldiのインストール」を参考にしてください。