端末の改善
「Terminal」は、「Ubuntu Touch」で動作する「端末」です。CanonicalのデザイナーチームのリーダーであるJouni Helminen氏は、「Terminal」を改善するため、現在の状況を共有しユーザーから意見を募りたいとのことです。
我々はユーザー体験や見た目の観点から「Terminal」をより素晴らしいソフトウェアにする方法を模索している。
これまでの作業を共有し、アプリのユーザーに新しいデザインを見てもらい、魅力的な新機能のアイデアを共有したい。
見た目に関しては、我々はSuruビジュアル言語に従ったデザインを導入した。
またデフォルトのパレットにSolarizedパレットを採用した。
もちろんパレットは、ユーザーが完全にカスタマイズできるようになっている。
機能面では、我々は以下の改善を提案している。
- キーボードショートカット
- タッチ/キーボードショートカットの完全なカスタマイズ
- 水平及び垂直にペインを分割する機能
- パレットカラーを簡単にカスタマイズでき、デスクトップではウィンドウを透過する機能
- 無制限の履歴及びスクロールバック
- 履歴を検索する機能
タブと画面の分割
ディスプレイ解像度が高い環境では、タブが常に表示され、ペインを水平及び垂直に分割できる。また、キーボードショートカットやマウス及びタッチ操作でアクティブなパネルを移動できる。
一方モバイルデバイスでは、画面の下端からタブにアクセスできる。
モバイルデバイスで行うショートカットやコマンドへのクイックアクセス
我々はタッチデバイス上のスクリーンキーボードで、修飾キー(CtrlやAltなど)の扱いを議論している。従来通りスクリーンキーボードから修飾キーを利用することもできるが、修飾キーの組み合わせを画面下端から入力できるようにしたい。
またショートカットを履歴順に並べ、ユーザーが独自のショートカットやコマンドを追加できるようにしたい。
加えてコマンドの自動補正機能についても議論している。
テーマのカスタマイズ
カラーピッカーやテーマのインポート機能などの搭載や、JSON設定ファイルの編集す等で、ユーザーが簡単にテーマをカスタマイズできるようにしたい。ウィンドウの透過も設定できるようにしたい。
あなたの協力が必要です!
紹介した見た目は、まだ作業中だ。あなたのお気に入りの端末でお気に入りの機能があれば、聞かせて欲しい。
また開発に協力してくれるQt/QMLの開発人を一人か二人探している。