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LXQtのインストール

「Lubuntu 16.10」では、デフォルトのデスクトップ環境に「LXDE」を採用しています。
「LXQt」を採用するという話もありましたが、残念ながら「Lubuntu 16.10」で「LXQt」の採用は見送られ、次期バージョンの「Lubuntu 17.04」にて再度「LXQt」の採用が検討されます。

しかしUbuntu公式リポジトリーに「LXQt」のパッケージが配置されており、「LXQt」を簡単にインストールできるようになっています。


注意

今回「LXQt」の採用を見送った経緯から、「LXQt」の利用において不具合等何かしら問題が発生するかもしれません。

またアンインストールは割と面倒なので、もし「LXQt」をインストールする場合は、まず「VirtualBox」など仮想マシンで「LXQt」を利用してみると良いでしょう。

1.LXQtのインストール

以下のボタンをクリックして「LXQt」をインストールします。


2.デスクトップ環境の選択

インストールが完了したら、一旦ログアウトします。
ログアウト画面に戻ったら、以下のように右上のデスクトップ環境選択メニューを表示します。


以下のように、「LXQtデスクトップ」を選択します。


後はいつも通りにログインしてください。

3.デスクトップ画面

以下のように「LXQt」のデスクトップ画面が表示されます。


LXQtのバージョン

「LXQt」のバージョンは、「0.10.0」です。
先日リリースされた「LXQt 0.11」ではありません。(日程的に間に合いません)


アプリケーションメニュー

いわゆるスタートメニューです。
「LXDE」と同じデザインです。


見た目をLubuntu風にできる

初期状態では、ウィンドウやパネルのデザインは「LXQt」のデフォルトのデザインになっています。
「LXQt」でも「LXDE」同様テーマのカスタマイズが可能です。

すでにインストールされている「Lubuntu」のテーマを設定しフォントの設定を変更すれば、以下のようにほとんど「Lubuntu」と変わらないデザインを実現できます。


これなら既存の「Lubuntu」ユーザーもあまり違和感を感じることなく「LXQt」を利用できるかと思います。

日本語環境

日本語ユーザーにとって以下の2点は重要です。

  • ユーザーインターフェースが日本語で表示されること(文字が化けないこと)
  • 日本語入力ができること

一言で言えば、日本語に対応しているかどうかということです。

1.ユーザーインターフェース

ざっと見た感じおおよそ8割から9割以上の項目が日本語で表示されており、使用上致命的な問題は起きないでしょう。
以下は「LXQt」の各種設定を行う「コンフィグレーションセンター」の画面です。


以下は、「LXQt」のフォント設定を行う画面です。


素晴らしいです。

2.日本語入力

結論から言えば、問題ありませんでした。


変換候補ウィンドウも期待した位置に表示されています。


問題ないですね。

インプットメソッド

インプットメソッドは「Fcitx + Mozc」です。


メモリー使用量の比較

「LXDE」と「LXQt」のメモリー使用量を比較してみます。

注意

「Lubuntu 16.10」はまだ正式リリースされていませんし、「LXQt」も1つ前のバージョンであり、今後さらなる改良が行われていきます。

「LXQt」は「Lubuntu」のデフォルトのデスクトップ環境として採用されていないこともあり、最適化が不十分である可能性もあります。

ここで紹介するメモリー消費量は、あくまで参考程度に留めておいてください。

1.Lubuntu 16.10 最終β LXDE

「Lubuntu 16.10 最終β」をクリーンインストールし、その後すべてのパッケージのアップデートを行っています。
また「VirtualBox」の「Guest Additions」もインストールしています。

ほぼ素の「Lubuntu 16.10 最終β」環境です。


2.Lubuntu 16.10 最終β LXQt

「1.」の環境に「LXQt」をインストールした環境です。
「LXQt」でログインしています。


3.Lubuntu 16.10 最終β LXDE(LXQtインストール環境)

「2.」の環境と同じですが、「LXDE」でログインした環境です。


4.Xubuntu Daily Build

「Xubuntu 16.10 Daily Build」をクリーンインストールし、その後すべてのパッケージのアップデートを行っています。
また「VirtualBox」の「Guest Additions」もインストールしています。

ほぼ素の「Xubuntu 16.10」環境です。


まとめ

「LXQt」のメモリー使用量は、「LXDE」より30〜40MB程度多くなっています。

OS メモリー使用量
1.Lubuntu 16.10 LXDE 254MB
2.Lubuntu 16.10 LXQt 294MB
3.Lubuntu 16.10 LXDE
(LXQtインストール環境)
266MB
4.Xubuntu 16.10 338.1MB

ギリギリの環境で「Lubuntu」を利用しているユーザーには厳しく感じるかもしれませんが、それでも最もメモリー消費量が少ないフレーバーであることに変わりありません。

「Xubuntu」よりもメモリー消費量は少なく、引き続き最軽量のフレーバーとして活用できるでしょう。

いい出来

「LXQt」のリリースは積極的に行われておらず、人手不足で「LXQt」のリリーススケジュールが立てられないなど不安に思う出来事がありましたが、実際に使用してみてその不安を打ち消すような出来でした。

不具合の程度を把握できるほど利用できていませんが、今後も継続的に期待できる出来だと思います。

今後は「LXQt」のリリース頻度を上げていくとのことですし、「Lubuntu 17.04」での採用に向けて更なる改善や最適化が行われていくと思います。

日本語ユーザーにとっても、ユーザーインターフェースの日本語対応が進んでおり日本語入力も問題なく行えるため、使い勝手の良いデスクトップ環境になるでしょう。


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