budgie-remixがUbuntuの公式フレーバーに
予てから「Ubuntu」の公式フレーバーになるべく活動を行っていた「budgie-remix」が、「Ubuntu」の公式フレーバーになりました。新しい名称はUbuntu Budgie
ディストリビューションの名称は当初の予定通り「Ubuntu Budgie」になりました。「Ubuntu」の公式フレーバーになることで、「Ubuntu」の開発プロセスなど「Ubuntu」のリソースを活用できるようになります。
例えばリリースは、「Ubuntu」のリリーススケジュールに同期してリリースが行われるようになります。
開発者だけでなくユーザーにとっても大きなメリットがあります。
Ubuntu Budgieのリリースは17.04から
公式フレーバーとなった「Ubuntu Budgie」の最初のリリースは、「Ubuntu Budgie 17.04」となります。「Ubuntu Budgie 17.04」は、2017年4月にリリースされる予定です。
ベースとなっている「Ubuntu 17.04」は現在開発中です。
budgie-remixチームは、コミュニティーに公式フレーバーになれたことを知らせることができ嬉しく思う。
Ubuntu Technical Boardは、我々のディストリビューションが公式のコミュニティーフレーバーになることを承諾した。
我々は素晴らしいUbuntuファミリーに参加し、そしてその一員になれたことを喜ばしく思う。
本日からbudgie-remixは、Ubuntu Budgieとして知られることになる。
我々は全力で邁進し、技術的側面を通じて評価や作業を行うためUbuntu Developer Membership Boardと共に作業できる日を楽しみにしている。
共に作業することで我々は、他のフレーバーが従っている標準的なコミュニティールールに沿った作業を行える。
17.04はUbuntu Budgieの名称でリリースする我々の最初の公式リリースとなる。
我々は最初の16.04リリース以来、短期間で大きな成長を遂げてきた。
16.04.1のメジャーアップデートも16.10のリリースもUbuntuのリリースの歩調に積極的に合わせてきた。
公式フレーバーになることにどんな意味があるのだろう?
正式な公式ビルドになることやホスティングサービスの活用以外にも、新しいUbuntu BudgieコミュニティーはAsk UbuntuやUbuntu Forums、wiki.ubuntu.com、Launchpad.netといったヘルプサイトに公式に参加しアクセスできるようになる。
Ubuntu Budgie 17.04のリリースを成功させるためにやらなければならないことがたくさんある。
budgie-remixからUbuntu Budgieへの変更は、大量の作業を伴う。
ソフトウェアの変更やパッケージの更新、アップストリームの更新のマージ、そしてテストを行わなければならない。
あらゆる人にコミュニティーに参加してもらい、助力して欲しい。
ドネーションによるサポートも受け付けている。
ドネーションは直接的にあるいは間接的に開発者を助けることになり、budgie-remixやUbuntu Budgieの将来に寄与する。
我々は継続的なサポートを行ってくれているbudgie-remix 16.04とbudgie-remix 16.10ユーザーに多大な感謝をしたい。
数カ月後に興奮するようなアップデートを予定している。
それはbudgie-desktop 11の提供である。
我々はbudgie-desktop 11の提供を可能な限り早く行う予定だ。
2017年2月にリリースを予定しているbudgie-remix 16.04.2では、最新版の提供を予定している。
もちろんUbuntu Budgie 17.04でも最新版を提供する。