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UOSで語られるUbuntuの将来

2016年11月15日〜2016年11月16日(UTC)にかけて「Ubuntu 17.04」の開発方針や将来の方針を話し合う「UOS(Ubuntu Online Summit)」が開催されました。




Unity 8

「Ubuntu 16.10」では、「Unity 8」が「Developer Preview(Technical Preview)」という位置づけで利用できるようになりました。
デフォルトで「Unity 8」がインストールされていますが、まだ常用する品質には至っていません。

今後「Unity 8」をデフォルトのデスクトップ環境として提供するべく、引き続き開発が行われていきます。

デスクトップ向けUnity 8の開発と発展

「Unity 8」は、スマフォ等のモバイルデバイスやPC等のデスクトップデバイスを分け隔てなく統合的に利用可能なデスクトップ環境です。

ディスプレイの解像度や入力デバイス(マウスやタッチ)などデバイスの特性に応じて最適なユーザーインタフェースを提供します。
(Webのレスポンシブデザインをイメージすれば分かりやすいかと思います。)

 完全なディスクトップ環境の提供に必要な機能の実装に注力し、Snapのより良いサポートを提供するためソフトウェアストアの機能改善や、より多くのアプリケーションが動作するように改善されます。

デスクトップアプリのサポート改善

また「Ubuntu 17.04」の「Unity 8」では、デスクトップで完全なウィンドウ管理が動作し、マウスポインターによる操作性も向上します。

ウィンドウ管理とは、デスクトップOSで使用されるダイアログやコンテキストメニューなど、デスクトップアプリが必要とするUI機能全般を指します。
このようなウィンドウ機能は、Mirディスプレイサーバーとデスクトップ環境(シェル)の間に配置される抽象レイヤー「Miral」を使用して実現されます。

マルチモニターのサポート

マルチモニターのサポートが改善されますが、改善の余地がまだあるとのことです。

Application Drawer 

アプリケーションスコープとDashが「Application Drawer」の中に移動し、アプリケーションへのアクセス方法が一元化されます。
ユーザーインターフェースに大きな変化がもたらされるでしょう。


「Application Drawer」はUnityランチャーの拡張であり、SnapベースのアプリやXベースのアプリ(Libertine)を含むインストール済みのアプリの一覧を表示します。

デフォルトのアプリ構成

「Unity 8」をデフォルトのデスクトップ環境として採用した「Ubuntu Desktop」において、どのアプリケーションをデフォルトでインストールするのかは検討中です。

Ubuntu Personal

「Ubuntu Personal」はあらゆるデバイスをサポートする「Ubuntu」であり、「snap」パッケージで構成された「Ubuntu」です。
現在の「Ubuntu」は「deb」パッケージで構成されています。

snapパッケージのみで構成された「Ubuntu」は現在作業中であり、将来のリリースに向けて作業が行われています。

snap + Unity 8 + Mir

「Ubuntu Personal」は、「snap」+「Unity 8」+「Mir」で構成された「Ubuntu」です。

現在の「Ubuntu」は「deb」+「Unity 7」+「X」ですが、「snap」の利用が可能になっており、「Unity 8」+「Mir」も「Developer Preview(Technical Preview)」で利用可能です。

完全な移行を以って「Ubuntu Personal」になるイメージでしょうか。
表にすると、以下のようになります。

項目/OS Ubuntu Desktop Ubuntu Touch Ubuntu Personal
パッケージ deb snap snap
ディスクトップ環境 Unity 7 Unity 8 Unity 8
ディスプレイサーバー X Mir Mir
対象デバイス デスクトップPC
ノートPC
(マウス操作)
スマフォ
タブレット
(タッチ操作)
すべて

「Ubuntu Personal」はあらゆるデバイスをサポートするOSになり、デバイスを区別することなく1つのOSですべてのデバイスをカバーするようになります。

目標はUbuntu 18.04

「Ubuntu Personal」のリリース目標は、「Ubuntu 18.04」を目標としています。
しかし試用版(テスト版)という位置づけで、「Ubuntu 17.04」ベースでリリースが行われる可能性があります。

詳細は今後明らかになっていく

ユーザーに対するアプローチや具体的な位置づけなどの詳細は、実際のリリース等を通じて明らかになっていくものと思われます。

Ubuntu Touch

「Ubuntu Touch」では、16.04ベースへの切り替えが提供されるようになります。
C++ ABIの変更など様々な変更が含まれるため、非常に影響の大きい変更となります。

参考



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